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ドアを叩くと、ぬぼ〜っと、ドアが開く。
だから、なんで、毎回この人は確認して開けないんだって！
でも、今日の先生は、パジャマ着て、眠そうで、まぁ、今日は、説教はいいか。
｢やだ、ミン君、遅いからもう来ないかと思って、もう1人で飲んじゃったじゃん……こんな格好だよ。｣
そう言いながらも、焼酎と簡単なつまみとかを出してくれるから、オレも甘えて、座り込む。
コンビニの袋を渡すと、中のビールとかをだしながら、スイーツを手に
｢ミン君がスイーツ！珍しいね〜やっぱり男の子でも、失恋すると甘い物ほしくなるんだ｣
って笑いだす。
なんで、オレが食うことになんだよ。
｢それはセンセの｣
｢あ〜なんだ、ありがとう｣
礼を言いながらも、
｢こんな時間からは罪だよね…でも、ミン君の失恋を励ます会だから、いいかな、今日だけ…美味しそうだもんね｣
って。……結局食うと思ったわ。
｢で？その子とは、どれくらい付き合ったの？｣
｢さぁ｣
｢さぁって、じゃ、どっちから告白したの？｣
｢向こう｣
｢おぉ！このモテ男！
で、なに？平手打ちまでされてさ、浮気とかしちゃったの？｣
｢いや｣
｢なにしたのよ！｣
｢何もしなかった｣
｢？｣
｢何もしないから、嫌になったんじゃん？
もう、その話、どーでもいいわ｣
話を切る。
｢わぁ〜ミン君！ウジウジ悩むタイプかと思ったけど、めっちゃサッパリしてんのね。
そうよ！
若いんだから、次よ、次！さぁ、飲め飲め！気にするな！｣
人に飲め飲めとか、言いながら、パジャマにウサギのヘアバンドつけて、胡座を組んで、自分がぐびぐび飲んでいる。
しかも、スイーツをツマミに。
思わず、飲んでいたビールを吐き出した。
笑えるわ、この人……これが大人の女か。
｢わ！汚いな、ミン・ユンギ！｣
拭きなよって、ティッシュの箱を投げつけられる。
｢今の姿、写真撮って、明日の日本語の授業でみんなに披露してやろかな｣
｢そんな事したら、これから授業中、寝かせてやんないよ｣
ほんと笑うわ、この人。
｢ミン・ユンギも笑うのね。
意外と笑い上戸？
ま、失恋したけど、元気でなによりだわ。｣
あ、そうか……
この人の中で、オレは失恋した可哀想な男なんだな。
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みんと(プロフ) - ぱせりサマ、ありがとうございます♡日本語教師、すごいですね。いつかユンギ達の先生になって欲しいな笑 (2023年4月22日 7時) (
レス) id: 09c93d3c8c (このIDを非表示/違反報告)
ぱせり(プロフ) - 初めまして🙇⤵︎小説とても面白いです✨️✨私は実際に日本語教師をやっているので、更に面白いです❣️「たら、ても」最近授業で教えたので、親近感がわきました🤭 (2023年3月19日 14時) (レス) @page42 id: 02efd1a59b (このIDを非表示/違反報告)
みんと(プロフ) - はるかサマ、ありがとうございます！たっぷり甘さを味わってください♡ (2023年2月25日 20時) (レス) @page45 id: c1eb0ff0ef (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 甘い！甘すぎる！ユンギが甘すぎる！最高すぎる！ (2023年2月24日 22時) (レス) id: 0a91804001 (このIDを非表示/違反報告)
みんと(プロフ) - Suzuさま、ありがとうございます♡今日も直帰お願いします笑笑 (2023年2月21日 19時) (レス) @page22 id: c1eb0ff0ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みんと
| 作成日時：2023年2月17日 21時
