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しばらくすると、ぞろぞろと部屋にメンバーとマネージャーが入ってきた。
チョン・ジョングクなんて、いつものクリクリのお目目が半分しか開いていない…眠いんだね。
「あれ、先生?なに?今週、日本語のレッスンなかったと思ったら、今から?」
チョン・ホソク、全身を使って驚くんだね。
「はい、みなさん、おはようございます。
実は…しばらく、ミン君にお世話になっていました。
ミン君もお世話になった割に、何も話せずでごめんなさい。
きちんと、話します。
私の夫がカフェを経営してたんだけど、うまくいかなくて閉店したんです。
それで、夫の精神状態がおかしくなっちゃって……私がきちんと支えてあげられなかったのが悪いんですけど。
お酒を飲んで、私に暴力を振るう事が増えちゃって。
たまたま授業の時にミン君が気づいたみたいで、
何かあったらって連絡先を教えてくれた事をいい事に、お世話になっちゃったの。
1度は愛した人だし、夫を救ってあげたいとも思ってたけど……もう、限界かなって。
彼ともきちんとして、1人でやっていく覚悟ができたので、ミン君にはお世話になったけど、頑張って自立します。
ミン君……ありがとね。」
頭を下げる。
それなのに、安定の無視……ま、想定内。
「しばらく隠れていた方がいいのでは?ご主人、また何をするか分からないですよ」
キム・ナムジュン、紳士だな。
「ミン君が診断書を取りに連れて行ってくれたし、きちんと裁判もして、法で守ってもらおうと思う」
「ボクたちに出来ることなら、何でもしますから、言ってください」
「ありがとう、キム・ナムジュン君」
眠そうだったチョン・ジョングクの目は大きく見開かれている……まだ子どものこの子にする話ではなかったな。
「ごめんね、チョン・ジョングク君。
こんな汚い大人の話はよくなかったね。
チョン君は、いい男になるんだぞー!」
頭をポンポンしてあげる。
「先生!ボクだって、先生を守れます!
今度、旦那さんが暴力してきたら、言ってください。
ボクがやっつけてあげるから!
先生のために、もっと筋トレします」
「あら〜なんて頼もしい男の子なんでしょうね」
「先生、ボク、男の子じゃないです!強い男です!」
「そうね!何かあったらよろしくね」
かわいいな、この子。
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みんと(プロフ) - ぱせりサマ、ありがとうございます♡日本語教師、すごいですね。いつかユンギ達の先生になって欲しいな笑 (2023年4月22日 7時) (レス) id: 09c93d3c8c (このIDを非表示/違反報告)
ぱせり(プロフ) - 初めまして🙇⤵︎小説とても面白いです✨️✨私は実際に日本語教師をやっているので、更に面白いです❣️「たら、ても」最近授業で教えたので、親近感がわきました🤭 (2023年3月19日 14時) (レス) @page42 id: 02efd1a59b (このIDを非表示/違反報告)
みんと(プロフ) - はるかサマ、ありがとうございます!たっぷり甘さを味わってください♡ (2023年2月25日 20時) (レス) @page45 id: c1eb0ff0ef (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 甘い!甘すぎる!ユンギが甘すぎる!最高すぎる! (2023年2月24日 22時) (レス) id: 0a91804001 (このIDを非表示/違反報告)
みんと(プロフ) - Suzuさま、ありがとうございます♡今日も直帰お願いします笑笑 (2023年2月21日 19時) (レス) @page22 id: c1eb0ff0ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みんと | 作成日時:2023年2月17日 21時