39 YG ページ39
ジョングクに曲をかいた。
切ないバラード曲。
最高の歌い手の歌を活かすため、伴奏にピアノを使おうと思う。
曲を1度、Aに聴かせ、耳コピさせた後、演奏させてみると……
ほら、やっぱり。
コイツの演奏とこの曲がしっくりくる。
完全に自己流だったピアノ演奏も、
プロの優しいおばあちゃん先生の週1レッスンの成果もあり、
理解して弾けるようになっている。
Aに初仕事の依頼だぞって、スタジオに連れていった。
ジョングクと共にレコーディング。
JK｢A！ひさしぶり！
どんどん、かわいくなっていくじゃん。
今日はよろしくね♡｣
頷くA。
よし、それくらい、愛想がない位が丁度いい。
サンドイッチをほおばりながら、ヨシヨシと頷くオレ。
JK｢ヒョン！何食ってんの？｣
YG｢あぁ、朝飯の残り｣
JK｢アーン｣
デカい口を開けてくる。やらねぇよ……
無視。
JK｢何？意地悪くない？
腹減って、声出ないから、ちょーだいよ。｣
YG｢じゃ、待っててやるから、何か食ってこいよ｣
JK｢ヒョンの食ってるそれがいい｣
YG｢ダメ｣
オレたちのやり取りを見て、Aがおどおどしながら口を挟んできた。
｢あの……よかったら、これ、まだあるので、食べますか？
今朝、作りすぎちゃって。｣
JK｢え？マジで？いいの？
Aの手作りだったんだー
わー、
オレが世界一サンドイッチが大好きなのを知ってたの？｣
めっちゃ嬉しそうに、おいしいよぉ〜♡って、ウサギみたいにモグモグ食べるジョングク。
お前の為に作ったんじゃねぇよ。
オレの為に作った残りもんだよ……フンッ
JK｢今まで食った中で1番美味かった！
また作ってね♡
あぁ〜力でたなぁ。｣
お腹も心も満たされた様子のジョングク。
人見知りのくせに、Aには全然懐いてやがる。
でも、Aからは、ジョンに話しかけない……えらいぞ。
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作者名：みんと
| 作成日時：2022年9月9日 17時
