【完全オリジナルストーリー】ポケットモンスターダークライと最後の少女 (ページ4)

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中に電気はないものの、お日様の光がガラスを通して明るく照らしていた。

ヒカリ「素敵なステンドグラスね、、。」

ヒカリがうっとりするのは無理もない。

外の彫刻に負けないほど細かなステンドグラスがA達を出迎えた。

今にも動き出しそうな細工はキラキラと光っていて神秘的に思えた。

サトシ「ここは何をする場所なの？」

興味津々な顔をしてAに話を持ちかけた。

Aは少し暗い顔をして答える。

A「ここではね伝説のポケモンの傷を癒すの。」

神殿の真ん中には大きなサークルが施されていた。

おそらくこの中で癒すのだろう。

タケシ「凄いな、、、ご先祖様がやっていたならAさんもポケモンを癒せるんですか？」

A「私は、、、、できないことはないけどやらない。」

さらに表情は曇り、ここにいる誰もが黙り込んだ。

サトシ「あ、あれは何!?」

空気を察したのかサトシは一つの銅像を指さした。

A「あれはね、ダークライよ。悪夢を見せるポケモンって言われているけど、私たち一族の力を使えば対象のポケモンから悪夢を吸い取ることが出来るの。ダークライは昔からヒール一族に仕えてきたのよ。私の祖父母も両親もダークライと力を合わせてきたの。」

ヒカリ「そのダークライは今どこに、、、」

兵士「A・ヒールはいるか！」

ヒカリの言葉を遮るようにして1人の兵士が神殿に飛び込んできた。

Aの姿を確認すると、１枚の書類を手渡した。

Aはその書類に目を通すと、血相を抱えて神殿を出た。

A「ごめんね、用事ができちゃって、、、またね!」

サトシ「うん！ありがとう！」

Aとサトシ達はそこで別れた。