私の歌を聞け歌え踊れ３ (ページ29)

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月日というものは知らぬ間に過ぎていくもので、決戦の日。

全員揃ったTrickstarを取り戻すためにスバルは1人でも頑張った。

｢北斗！｣と名前呼びにするほど、スバルは真剣だった。

真も真緒も取り戻し、DDD決勝。

お互いのパフォーマンスが終わり、サイリウムでの集計。

私はもちろんTrickstarに投票した。

仲がいいとか生徒会を倒したいという理由だけではない。

Trickstarが今までどんな努力をしてきたのか見てきた。

その過程で勇気を貰った。

歌って踊る彼らのパフォーマンスは心の奥にまで響いた。

僅差でfineが勝っていたが、延長戦でまさかの天祥院先輩の健康上の理由でfineはリタイア。

生徒会長が所属する学院最強生徒会ユニットに勝利を修めた。

ぐわぁぁっと胸からあふれでてくる何かは涙に変わっていた。

あんず「A、やったね！！」

隣ではあんずが涙を流しながら笑っている。

ステージ上ではこれまでにないほど嬉しそうなスバル。

A｢本っ当によかった!!｣

手に持っているサイリウムを全力で振った。

スバル「A、転校生！本当にありがとう!!」

スバルの声に観客が沸いた。

A｢スバル、みんなありがとう!!｣

夢ノ咲学院の新しい革命。

これは学院だけでなくメディアも沸かせた。