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Thursday 地理・世界史 ページ5

*


月火水と来て当たり前のようにあっという間の木曜日。
毎週木曜日は地理と世界史で高木雄也先生。
この先生は結構人気のようで
私もそれはなんとなくではあるけれど認めている。
メガネかけてて声がハスキーでセクシー。で、ドS。
もう頑張るしかない。



雄也「あのさ、お腹空かね?」

「はい?」

雄也「お昼食べてくるの忘れた。なんか作ってよ。」

「私…作れないです」

雄也「はっ?」

「え?だから作れないんですって…。」

雄也「A、女子だろ?」

「勉強のことでいっぱいなんです!」

雄也「成績上がんないAが何言ってんの?頭冷やせよ。」

「なんてひどいことを…。」

雄也「ひどいも何もないだろ。本当のことなんだから。」

「とりあえず分からない所、教えて貰っていいですか?」

雄也「はいはい。」



学校の友達にも雄也先生に教えて貰っている子がいるが
その子にはすっごく優しいらしい。
私にはすごく意地悪なのに。



「この人何した人でしたっけ…??」

雄也「あのな、地理とか世界史とかマジで暗記だから。
余裕だろこんなもん。」

「先生はそうかもしれないけど…
私には時差とか歴史上の人物名とか覚えるのは
難しいんですよ!!」

雄也「ずいぶん口答えするようになっちゃって…
これはお仕置きが必要のようで。」

「わっ!…っちょっと!なんですか…!!」



雄也先生はさっきまでテーブルを挟んで
目の前にいたのに徐々に近寄ってくる。
じわじわ寄ってくる先生から私は逃げようと
立ち上がった時だった。



雄也「…っと。逃げんなよ。」



いきなりガシッと掴まれた私の腕。



「に、逃げてないです!」

雄也「逃げてるから逃げんなって俺は言ってんだよ?
体は嘘つかないから。」



雄也先生に強く手を引かれやはり男らしい腕で抱きしめられる。



「はっ、離してください…」

雄也「え、なに?聞こえないんだけどー。」

「だから、離してくだs…っっ!!」



すると先生の唇が近づき、私の唇と静かに重なる。



雄也「うるさいから黙って…。」

「っ…/////」



唇が離れても私の唇にはまだ先生の唇の感触が
残っている。


──── なんで私が餌食になっちゃってんの…


こんなの生徒と教師の関係じゃないことくらい
分かっている。
これでも成績は上がって来ている方。


──── なんでこの人が教えてくれてるのに成績上がるの…
本当に自分で自分がわからない…


この先生に頼んでから
私の地理と世界史の成績が不思議と上がっていった。


*

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設定タグ:Hey!Say!JUMP , 家庭教師 , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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伊野尾慧音@テスト勉強のため低浮上(プロフ) - この作品すごくおもしろいです!!これからも更新頑張ってください!! (2016年11月14日 15時) (携帯から) (レス) id: 7ac9bc2836 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:MÏαyα | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/miayahome1225/  
作成日時:2016年11月12日 14時

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