計画書 21 ページ21
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「大ちゃん。」
「あぁ…薮くん。
久しぶりだね、元気にしてた？」
少し、昔のことを考えていた。
今のこの世界にAはいなくて、
俺はずっと、ロボットを作っている。
Aを思って、
ずっと。
.
「あんまり無理しちゃダメだよ。
Aが死んでから、
大ちゃん変わったね。
正気はあるのに、
壊れてるみたい。」
「なにそれー！
俺は元気だもん！」
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同級生の薮くんは、
時々こうやって、俺の様子を見に来てくれる。
心配かけて申し訳ないけれど、
薮くんしかいないんだ、俺には。
Aのことも、
Aが死んでからの俺のことも、
薮くんが全部知っている。
.
「そういえば、この間会社にアンドロイド来てたよ、びっくりしたけど。
あれ、大ちゃんの作ったやつでしょ。」
「その言葉でどのロボットか分かったら俺は天才だね。
って、わかるわけないでしょ。もう、薮くんは。」
こうやって他愛のない話をするけれど、
たしかに俺もう、狂って、巻き戻せない状態にあるのかもしれない。
.
そしてまた目を瞑って、
Aとの記憶と思い出に身を任せる。
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・TRIP HINA(プロフ) - 初めて感想を書かせていただきます！私は、大切な人を不慮の事故で亡くしてしまって、、この2シリーズを読まさせていただいて、彼のことを思い出して、周りの目を気にせず、声に出して大泣きしてしまいました…こんな素敵なお話をありがとうございました！ (2020年1月26日 8時) (
レス) id: b086efddf0 (このIDを非表示/違反報告)
ナマケモノＲ(プロフ) - むっちゃ感動しました(o^∀^o)ずっと泣きっぱなしです…アルさんの作品大好きです(*´∇｀*)これからも頑張って下さい(o^∀^o) (2018年3月29日 0時) (レス) id: bc8098bc6a (このIDを非表示/違反報告)
綾音(プロフ) - とっても感動しました！涙が出ちゃって… 一気にやませて貰ったんですけど感動しまくりでこんないい小説に出会えて嬉しかったです！ありがとうございました(*^^*) (2018年3月24日 22時) (レス) id: 30d7f5789a (このIDを非表示/違反報告)
アル(プロフ) - ☆くるてり☆さん» コメント有岡です！コメントを頂いたので私も読み返してみました。なんだか恥ずかしような懐かしいような変な気持ちです笑 いい小説だなんて言っていただけてとても嬉しいです。感動をお届け出来て私も安心してます。最後まで読んでいただきありがとうございました´∀`) (2017年9月12日 17時) (レス) id: 302a4c8a2b (このIDを非表示/違反報告)
☆くるてり☆(プロフ) - とっっっっても感動しました！頬に涙が...。いい小説書けるのが羨ましいです！ (2017年9月11日 23時) (レス) id: c5ef828239 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アル | 作成日時：2016年5月2日 0時
