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結局アパートに帰るのは朝で
慧は微熱があったが
仕事が残ってるからと、薬だけ飲んで出社。
休んだらと言ったけど
「Aと一緒にいれたから、元気に働けるよ」って、さすがにもう1日は休めないようだった。
働きすぎて、いずれ倒れそうな気がしたが
無理に止めることは私にはできない。
玄関のドアにカギをさして回すと
開いている…。
青年に合いカギを渡しているけど
中にいるのか閉め忘れて外にいるのか
不思議に思ったけど、気にせずドアを開けようとすると
先にドアが開けられて、少し後ろに下がった。
.
見ると
焦った様子の少年が、私を見るなり大きくため息をつく。
首をかしげると、腕を掴み中に引き入れた。
ドアが閉まり
青年は私の両手を上に片手で拘束し、壁に体を押し付ける。
驚いていると、彼はもう片方の手で首に触れた。
青「誰と会ってたんだ」
あ、キスマーク…つけられてたんだ。
今さらだけど隠せず、私は何も言わずに黙った。
すると彼は私の近づき、匂いを嗅いだ。
涼「知らない男の匂いするけど」
「あれ、私のことどうでもいいんじゃないの?」
そう笑って見せると、彼は手を離し無理やりキスをした。
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作者名:七瀬 | 作成日時:2020年11月27日 22時