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Aside

涼介が怪我をしてから1ヶ月

あれから大きく変わったことが1つだけある

宏「今日は?」

A「来てない」

それは、涼介が部活に来なくなったこと

それに最近では学校の授業にも来てない

圭人くん家にも来てないみたい

今日、涼介ん家行ってみようかな

さっきから、授業が始まっても、ホームルームが始まっても全く話が頭に入ってこない

侑「A〜?もう学校終わったよ?」

A「え?」

侑「ぼーっとしすぎ!」

A「あ、ごめん」

学校が終わった…放課後は涼介ん家…

あ!そうだ!涼介ん家行かないとだった!

『ピンポーン』

ガチャ

母「あー!Aちゃんいらっしゃい!」

A「こんにちは!お久しぶりですね!」

涼介ん家から出てきたのは、涼介のお母さん

小学生の時、よく遊びに来てたから覚えててくれた

母「ごめんね〜、こんなもんしかなくて」

A「いえいえ、大丈夫ですよ」

涼介のお母さんは、私の前にお菓子を出してくれた

母「Aちゃんと同じ学校だったなんて嬉しいわ」

A「はい、私もびっくりしました笑」

母「それにしても、すっかり大人になっちゃったわね〜」

A「いやいや、そんなことないですよ」

涼介のお母さんと話すの久しぶりだな〜

私のお母さんとも仲良いし、話してても変に緊張しないから落ち着くんだよね

母「今日は、涼介のことで来てくれたんだよね?」

A「はい…涼介、部活に来てないし最近は学校にも来てないし」

母「Aちゃん、涼介の怪我のことはもう聞いたよね?」

A「はい」

母「悔しいんだと思うよ、目の前にサッカーをしている人がいて、自分はそれを見ることしかできない」

母「涼介言ってた、Aちゃんに俺がゴール決めるところ見てもらうって小学生の頃からずっと…今もね」

A「涼介、そんなこと…」

母「Aちゃん、これだけは聞いて」

A「え?」

母「涼介に優しくなんかしなくて良い、全力で涼介にぶつかってあげて、本音でぶつかってあげて」

本音…

私の本音は…もっと頼ってほしい

迷惑かけてほしい、心配かけないなんて言われても嬉しくない

涼介とぶつからないと…この壁は乗り越えられないのかもしれない

A「分かりました、涼介と…ちゃんと向き合う」

母「ありがとう、明日は学校行かせるから」

A「はい」

涼介の気持ち少しでも分かってあげたい…

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設定タグ:HeySayJUMP , 山田涼介 , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:くるりん | 作成日時:2017年3月20日 10時

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