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涼介side
圭人におんぶをしてもらって圭人ん家まで来た
圭「やまちゃん、何か食べる?」
俺「何か食べる?ってお前、料理しないじゃん笑」
圭「だから、買ってくる笑」
俺「そゆことね笑じゃー、アイスといちご!」
圭「え?それだけ?」
俺「俺は、その2つがあれば生きていける」
圭「は、はぁ…笑」
俺「じゃ、よろしく〜」
圭「はーい」
圭人が買い物に行ってる間何しようかな〜
足…怪我しててまともに歩けないし
さっき病院の先生に言われた
治るまでに最低でも半年はかかるって…
半年サッカーできねぇとか、ありえないんだけど
それにAにも迷惑かけるし
他のみんなにだって…
圭「ただいま〜」
俺「おー、おかえり〜って何その袋の量は!」
圭「こっちには、いちごが10パック入ってて、こっちにはアイスが数えきれないくらい入ってて、こっちにはお腹空いたら、食べられるようになんかてきとーに買ってきた!」
いやいや、買ってきた!ってそんな笑顔で言われてもね…笑
俺「これで1週間は過ごせるな笑」
圭「あ、じゃーやまちゃん1週間俺ん家泊まる?」
俺「え、いいの!?」
圭「いいよ!それに足のこと、2週間じゃないんでしょ?全治まで…話聞くよ?いろいろと」
うわ、さすが圭人
俺「バレちゃいましたか!笑…何で分かったの?」
圭「そんな大怪我してて、2週間なんてまずありえないし、Aちゃんが病院の先生に呼ばれてたから」
俺「ってことは、Aも知ってるんだ…俺の怪我のこと」
圭「うん…多分ね」
俺「この足…治るまでに半年かかるらしい」
圭「半年!?」
俺「俺だせぇよな、自分の調子が悪いからって変に頑張ろうとして、無理して…この結果」
最近、調子が上がってなかったことは分かってた
それは、俺だけじゃなくて先輩も知念も大ちゃんも…Aも多分、分かってた
調子が悪くても、いつも通りに頑張ってねって言ってくれたA
いつも応援してくれたのに…ほんとに情けない
俺「Aだけには、絶対に心配かけたくない」
圭「やまちゃん…」
あー、もうなんか暗い!
俺「ほら!せっかく買ってきたんだからいちご食べよ!」
圭「あ、う、うん」
俺「これから学校行く時、圭人おんぶしてね」
圭「え!?やだよ!」
俺「お前に拒否権ねぇから!」
ほんとは…いろいろと不安だらけで
下手したら自分が壊れそう…
でも、俺が落ち込むことで、みんなが落ち込むなら…
笑顔でいないと…ね
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作者名:くるりん | 作成日時:2017年3月20日 10時