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Aside
涼介、好きな人いるんだ…
めんどくさい恋だなって…
涼介がモテるからいけないんじゃん!
だったら、私も涼介にきゃーきゃー言ってる女の子たちみたいにすればいいのかもしれない
でも、今からじゃ遅いよね笑
A「帰ろっか」
俺「おう!アイス奢りな!」
A「は!?なんで」
俺「今日、勝ったから!」
A「ったく、はいはい今日だけね」
今は…この関係を崩したくないかな
ー次の日ー
大「あのさ、Aちょっと来てもらっていい?」
A「うん!」
大ちゃんから、お呼び出しなんて珍しい
A「どーしたの?」
大「Aさ、なんか山田を好きになれない理由とかあんの?」
A「え、なんで?」
大「だって昨日、好きになったら…って言ってたから、なんか好きになったらいけないことでもあるのかな〜って」
うわ、珍しく大ちゃんが鋭い
大ちゃんになら話しても良いかな
A「大ちゃん、今から話すこと絶対涼介には言わないでね」
大「う、うん。分かった」
A「実は、私小学生の時ね…」
私は、大ちゃんに全てを話した
なんで、私立の中学校に行ったのか、小学生のときになにがあったのか
大「Aにそんなことがあったんだ…」
A「だから、私ちょっと不安なんだ」
大「え?」
A「昨日、ベランダから叫んで応援したでしょ?あれで、先輩たちに目をつけられたんじゃないかなって」
大「あ、ごめん。俺がそんなこと言わなければ…」
A「いやいや!全然いいの!涼介を応援したかったのは事実だし…」
大「話は理解できた。だから、好きになれないってことね」
A「うん」
高校の先輩なんて小学生の時とはレベルが違うもん
目をつけられたら怖い怖い
A「それにね、今の関係を崩したくないなって思ってる」
大「じゃー、一生今のまんまでもいいの?」
A「…うん。だって、私の想いを伝えたらもう、今の関係には戻れないかもしれないから」
大「そっか」
あ、涼介の好きな人…大ちゃんなら知ってるのかな
A「大ちゃん」
大「ん?」
A「涼介の好きな人って誰?」
大「何でそんな質問いきなり」
A「いや、大ちゃんなら知ってるかなーって」
大「…知ってるよ」
A「ほんと!?誰なの?」
大「それは、秘密ー」
A「えー!けち大ちゃん」
知ってるんだったら、教えてくれたって良いじゃん!
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作者名:くるりん | 作成日時:2017年3月20日 10時