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涼介side
優勝してAが褒めてくれるなら、俺頑張る
そう思って、コート内に行こうとしたら…
A「りょーすけ！もっと気合い入れてよ！ばーか！笑」
え…今の声って、A？
てか、今どこからあいつ叫んだ？
上の方から…
上の方を見渡すとベランダからこっちを見ているA
俺「分かってるよ！あほ！」
応援…してくれた…！
A「絶対、点数入れてね！私ここから見てるから！」
っ///
俺「おう！見とけ見とけ！」
ここから見てるから！とか可愛すぎだから
こうなったら俺、頑張らないとな
後半戦が始まってしばらくすると
俺が得意な位置でボールを貰えた
俺は、今だって思ってボールを蹴った
入れ…入れ…
侑「涼介！やったじゃん！」
入った…はいったーー！
俺は、すぐにAの方を見た
Aもすごい嬉しそうで、こっちを見て笑ってる
それから、１‐０で試合は進んでいき…
『ピーッ』
試合終了のホイッスルが鳴った
結果は、俺たちが優勝
閉会式の時に、Aの肩をかりながら、歩いてきた大ちゃん
俺「A、俺が肩かすから良いよ」
A「うん、ありがとう」
俺「おう」
別に、大ちゃんのことが心配だからじゃない
あー、ちょっとは心配だけど笑
でも、Aにくっつかれるのだけは嫌
大「良かったな」
俺「は？」
大「Aに、応援してもらえて！」
俺「べ、別に？」
なんだよ、急に…
大「山田って分かりやすいよな！笑耳が真っ赤！」
俺「大ちゃん、黙らないと右足踏むよ？」
大「え、ごめん」
はは笑冗談だっつーの！笑
俺「A、なんか言ってた？俺のこと」
待て。俺の口よ、動くな。何聞いてんだよ
大「好き…」
好き…？
俺「え！？」
大「親友としては」
俺「あっ…親友…ね笑」
期待した自分がばかみたいじゃん
普通さ、親友としてはが先に言うんじゃないの？
大ちゃんのばか
大「山田〜？もしかして…笑」
俺「うっせー、ばーか」
大「Aのことほんとに好きなの？笑」
俺「だったらなんだよ」
大「ふーん笑」
俺「大ちゃん？ほんとに踏むよ？」
大「それだけはまじで止めて！」
俺「だったら黙って」
大「はーい」
前までは、Aのことどう思ってるのか分かんなかった…
いや、自分の気持ちに嘘をついてた
りあがいたから…
でも、俺の心の中にはもうお前しかいないんだよ…
A…
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作者名：くるりん | 作成日時：2017年3月20日 10時
