47.食い違う ページ48
どこで話が食い違ってしまったのだろう。
「えっと、宴会を開くん......ですよね？」
「あ、あぁ、そうだ」
「お酒を飲んだりどんちゃん騒ぐのが宴会ですよね」
「端的な言い方をすればそうだな」
「つまり、私に宴会用のお酒を買ってこいと言うことじゃないんですか？」
「違うよ！？」
どうやら私は根本的なところでずれた発想をしたらしいと、なんでそんな発想に至ったの、と呆れたように苦笑を浮かべる近藤さんをみて察した。
しかし、買い出しのお願いではないなら何なのだろう。
まさか私に酒を飲めとは言わないだろうし、酌をしろというのもなんだかしっくりこない。
「ーーーえーっ...と、それで、その宴会のことですが私にはなんのご用ですか？」
「ご用も何も、君にも出席してもらいたいんだよ」
主役として、と。
(......ん？主役？)
まさか、近藤さんーーー
「...近藤局長？私、お酒飲めませんよ？」
「...え？Aちゃん、18くらいじゃ」
「14です」
刹那、2人の間を沈黙が流れる。
言葉を失うほどの驚きだったのだろうか。
「ーーー嘘ォオォォオ！！？？」
少し遅れて、近藤さんの口から驚きの言葉が飛び出した。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
皆様明けましておめでとうございます、暁です。
この話を書く前、沖田くんも未成年なのに酒飲んでるじゃん、と思って幕末の時代に詳しい友人に尋ねたところ、どうやら江戸では18歳も飲酒オーケーだったようです。
まあ、どっちみち夢主ちゃんは飲めませんが(笑)
これからもよろしくお願いします！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 95人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
霜夜華(プロフ) - 表紙のイラスト描きました。…が、ちょっと面倒なことが起きてまして…。お手数ですが、ボードの方にお邪魔しました。本当ごめんなさい！m(_ _)m (2018年2月28日 18時) (
レス) id: 3282eb2821 (このIDを非表示/違反報告)
暁(プロフ) - 和歌青さん» ありがとうございます！14歳...少し子供すぎるかな？と思いましたがどうしてもお話の都合上あの子と同い年にしたかったんです（苦笑）これからもよろしくお願いします！ (2018年1月9日 15時) (レス) id: 5360f6898a (このIDを非表示/違反報告)
和歌青 - 14歳…なの 面白過ぎる (2018年1月9日 5時) (レス) id: 896b7265bd (このIDを非表示/違反報告)
毒舌狼 - うんいいよ〜 (2017年12月18日 14時) (レス) id: e0161950e8 (このIDを非表示/違反報告)
暁(プロフ) - 毒舌狼さん» ありがとうございます！これからもよろしくお願い致します！ (2017年12月18日 7時) (レス) id: 5360f6898a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：暁 | 作者ホームページ：
作成日時：2017年10月30日 18時
