検索窓
今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:86,526 hit

26.経緯 沖田side ページ27

「そいつ?......ああ、この女のことか。」



俺の視線の先、まるで死んでしまったかのように微動だにしないそいつを見ながら納得したように声を漏らす土方さん。



まぁ、こいつが気絶した状態でここにいるということは、あのあと勝負は真選組の勝利に終わったと言うことだと考えて良いだろう。






しかし、俺はあそこで倒れてしまったため、こうなるまでの経緯を全く理解してない。







「土方さん、こいつがこんなことになってる経緯を教えてくれやせんかね」


「お前がぶっ倒れた後に俺が刺した」






「......へぇ、」






間髪入れずに返された答えに、少しの違和感を感じ、それを尋ねる。





「俺を二回も刺した挙句、気絶させるような奴がそんなあっさりアンタに負けたんですかィ?俺より弱いアンタに。」






最後にもう一度繰り返し煽ると、予想通り青筋をピキリとたて、こちらを睨む土方さんの体には傷は見受けられない。





(いくら俺との戦いの後で疲労していたとはいえ、あれだけの腕なら土方さんもただでは済まなかったはず。



それなのに、何故こんなにもあっさりとこいつを倒すことができたのか。)









チッ、と舌打ちをひとつしながら忌々しそうに女を見る土方さんは、ため息混じりに話し始めた。






「......こいつに刃を向けた時、俺もそれが気になった。テメェと殺りあって勝つ女だ。
俺も全力でいかねぇとあっという間にやられると思って死ぬ気で斬りかかった。




__________だが、こいつは俺の攻撃を軽々と避けるくせに全く反撃をしようとしなかった。」

27.冗談 沖田side→←25.真っ白 沖田side



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (49 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
95人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 沖田総悟 , 真選組
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

霜夜華(プロフ) - 表紙のイラスト描きました。…が、ちょっと面倒なことが起きてまして…。お手数ですが、ボードの方にお邪魔しました。本当ごめんなさい!m(_ _)m (2018年2月28日 18時) (レス) id: 3282eb2821 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 和歌青さん» ありがとうございます!14歳...少し子供すぎるかな?と思いましたがどうしてもお話の都合上あの子と同い年にしたかったんです(苦笑)これからもよろしくお願いします! (2018年1月9日 15時) (レス) id: 5360f6898a (このIDを非表示/違反報告)
和歌青 - 14歳…なの 面白過ぎる (2018年1月9日 5時) (レス) id: 896b7265bd (このIDを非表示/違反報告)
毒舌狼 - うんいいよ〜 (2017年12月18日 14時) (レス) id: e0161950e8 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 毒舌狼さん» ありがとうございます!これからもよろしくお願い致します! (2017年12月18日 7時) (レス) id: 5360f6898a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作者ホームページ:   
作成日時:2017年10月30日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。