検索窓
今日:12 hit、昨日:0 hit、合計:86,532 hit

10.ガラ空き 沖田side ページ11

斬り落とした男の首を見つめていると、後ろから総悟、と名前を呼ばれた。


「何でィ土方さん」



「無茶しやがって...まあ、よくやってくれた」



そう言いながら紫煙を撒き散らす。
この人はいちいち煙草を吸わないと話ができないのだろうか。




「お前が一人で捌いてくれたおかげで隊士は一人も死ななかった。だが、何人か流れ弾で怪我を負ったやつがいる。
そいつらの手当てをしてから屯所に帰るぞ。死体の処理は上に任せる。」





それじゃな、と踵を返し去っていく土方さん。
俺はその背中追いかけ_________









.









「背中がガラ空きだぜ土方ァァァァ!!」


「うぉぉおぉおぉい!!」






ギリギリと刀に全体重をかけ、土方さんの刀を少しずつ押していく。






しかし、一進一退の攻防をしている中で突然土方さんは「ん?」と声を上げると刀を切っ先の方に滑らせ、俺の剣を避けた。



チッ、と舌打ちをするも、これ以上攻撃を仕掛けるのは不意打ちが通用しない分成功確率が減る上、俺もかなり疲れた。




(仕方ねぇ、今回は諦めるか。)




そう思うと、俺は浪士の死体の前で座り込み、何かを見つけたそぶりを見せる土方さんに声をかけた。





「どうしやした、土方さん」




「いや......さっき何かが光ったような気がして調べたんだが......敵の刀にこれが」






そう言って振り返った土方さんの手の中に収まっていたのは______









「______小型、カメラ?」

11.頭が切れる 沖田side→←9.女 沖田side



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (49 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
95人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 沖田総悟 , 真選組
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

霜夜華(プロフ) - 表紙のイラスト描きました。…が、ちょっと面倒なことが起きてまして…。お手数ですが、ボードの方にお邪魔しました。本当ごめんなさい!m(_ _)m (2018年2月28日 18時) (レス) id: 3282eb2821 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 和歌青さん» ありがとうございます!14歳...少し子供すぎるかな?と思いましたがどうしてもお話の都合上あの子と同い年にしたかったんです(苦笑)これからもよろしくお願いします! (2018年1月9日 15時) (レス) id: 5360f6898a (このIDを非表示/違反報告)
和歌青 - 14歳…なの 面白過ぎる (2018年1月9日 5時) (レス) id: 896b7265bd (このIDを非表示/違反報告)
毒舌狼 - うんいいよ〜 (2017年12月18日 14時) (レス) id: e0161950e8 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 毒舌狼さん» ありがとうございます!これからもよろしくお願い致します! (2017年12月18日 7時) (レス) id: 5360f6898a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作者ホームページ:   
作成日時:2017年10月30日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。