番犬と夜兎

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夢を見た



あの日のことを



父「Aはお母さんと一緒に隠れてなさい！」



母「いくよA！」



幼いながらにも、村が大変な状
態だとわかった
母と共に倉庫の中に隠れた



外は騒がしかった
母と身を寄せながらバレないことを祈っていた









その願いは届かなかった



外から声が聞こえてきた



モ「中から鍵がかけてやがる
おい！開けろ！」



ドンドン！ドンドン！



バンッ



奴らが扉を壊して中に入ってきた



モ「なんだびびって1人で隠れてやがったか」



敵は僕を抱きしめている母にしか気づいていなかった



母「A、あなたの事ちゃんと守れなくてごめんね」



そう言って僕の耳を塞いだ


ーーーーーーーーーーーーーー


「はぁはぁ、嫌な夢だった…」



何かあった日の夢は必ずと言っていいほど昔のことを夢に見る
昨日のことが影響してるのか



ライが顔を舐めてきた



「心配させてごめんね
大丈夫だよ
早くみんなに会いたいよ…」



早速だけど神威に会いに行こう
刀がない自分はここでは無力だ
1人だとまた迷子なったら困るし
ライに道案内してもらおう



「ここにいるの？」



ラ「わん！」



着いたのはライいわく、団長の自室らしい



「ライは外で待ってて
言ってくる」



そう言ってドアをノックした

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