file 2:五条悟(学生時代) ページ2
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たまたま、完全に休みの日が重なった今日。
2人して寮の悟の部屋でだらだらしている。
お互いに無言の時間を苦には思っていないが、長く
続けばなんとなく会話を交わしたくなってきて。
どちらからともなく口を開いた。
「なんかねーの」
「…えー」
ここ悟の部屋、私お客さま。オケイ?
決して上手くはない英語で確認をとる。
「Oh, yeah. But you're more likely to use this room than I am.」
「は、え?」
なんて?笑
唐突なパーフェクト英語に戸惑って、わたしは適当に
返した。
「えっと…さ、サンクス」
「ぶっはっバカだ」
完全に馬鹿にされた。
悟、爆笑である。
そんなに面白かったか、おいコラ
「…じゃあ、なんて言ったか当ててみて」
「は、よゆーだし」
「Sarò con te per sempre.」
「……それ、英語?」
「イタリア語」
_________いつまでも一緒にいる
彼女に内緒で立てた誓いだった。
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作者名:実咲 | 作成日時:2021年3月2日 20時