【呪術廻戦】五条悟の妹は呪詛師らしい2

呪76 ページ31

お兄ちゃん、ねぇ

私はとっても罪深い。



呪術によって人を殺し、沢山苦しめた。

その罪は必ず償う。罰を受ける。


だから…だからお願い。

もう一度だけ私を守って。


昔みたいに…




思い出すのはいつかの記憶。


僕の天才的な術を見せてあげるよとへらっと笑ったお兄ちゃんは机の上に並んだ空き缶に触れずに形を変えて潰していく。

まるで手品のような所業に驚愕し、魅入ってしまった私はお兄ちゃんを褒めて『私もそんな風に呪術を使って人を助けられる呪術師になれるかな』と聞いた。

お兄ちゃんは私の言葉に優しく｢うん｣、と頷いて


｢なれるよ。

だってAはこの天才最強呪術師グッドルッキングガイ五条悟の妹だからね。

不安になったら思い出せばいい。

僕の名前を、存在を。


僕を信じればAにできないことは無いんだから｣





と言ったのを私は忘れたことがない。



















『領域展開____』


そう、大丈夫。

ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
だって私は五条悟の妹だから。

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大丈夫。できる。

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何にだって、なれる。


お兄ちゃんがついていてくれるから。
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『領域展開 独菫怨重奏』

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