呪73 side:another you ページ28
「…先生、お話って…何ですか?」
傑「やぁ、A。
来たんだね」
今日の呼び出しはいつもより急でしばらくずっと先生から受ける視線が冷たかったから流石の私も言葉が震える。
何にも怖くない。
先生から見放されること以外は。
だけど先生に捨てられるのは生きていく意味が無い。
…怖がっちゃダメよ。
なんにも怖がることなんてないわ。
私はあの
先生のご期待に答えられるわ。
だって有能だもの。
傑「何をしているんだい?
早くこちらにお座り」
先日までとは打って変わったようにニコニコと優しく笑う先生にお怒りが解けたのかと安堵しながらも少しばかりの不安を感じて慎重に歩みを進める。
『…もう、怒ってらっしゃらないんですか?』
傑「怒る?誰が?私が?お前のことを?
はははは冗談だろう」
『私出来る子ですか?捨てないですか?』
傑「巫山戯たことを言っていないでさあ早くこちらにおいで
Aはよくできる子だろう?
…特級呪詛師なのだから」
『特級…呪詛師?』
傑「あぁ。おめでとう、A。
お前は正式に特級呪詛師に認められたんだよ」
『私が…先生と同じ…特級呪詛師に…?
…嬉しい…嬉しすぎます!!
あぁなんて嬉しいのこんなに素敵なことがあっていいのかな』
傑「…そんなAに私から贈り物をしよう」
『本当ですか!?
見せてください!何をくださるんですか?』
傑「これだよ」
と言って先生が袈裟の袖から出したのは小さな箱。
表面に張り付けられた札から感じる禍々しい呪力に一瞬鳥肌が立つ。
傑「正式にはAにプレゼントするのは“五条悟”。
これはその五条悟を包装する箱___いわばラッピングだね。
愛しいお前に少しでも喜んで欲しいから準備をしたんだよ。
喜んでくれるかな」
『箱…?
もちろん先生からの贈り物ならなんだって喜んで受け取ります!
…がけど…それは呪物では…?』
傑「…これはね…獄門疆
私とお前の願いを叶える魔法の箱だよ」
side:real you________________
先生の手の中で小さな箱が鈍く光っている。
傑「これはね…獄門疆
私とお前の願いを叶える魔法の箱だよ」
ごく…もん…きょう…
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lotus_r(プロフ) - 語彙力無のネコさん» こんにちは、!作者です!めちゃめちゃ遅い返信になってすみません泣そう言って貰えると嬉しいです、、読んでいただいてありがとうございました! (5月8日 15時) (レス) id: 37f79c4fa9 (このIDを非表示/違反報告)
語彙力無のネコ - 今まで見てきた夢小説は殆どが、「本物の夏油」が出てくるやつか、闇落ちしてない夏油がてでくるやつだったから、新しいかんじがする((語彙力無 (2022年9月17日 8時) (レス) @page1 id: e04f466ec6 (このIDを非表示/違反報告)
琴都 - お疲れ様です!おお、いつでも待ちます、!^_^ (2022年1月25日 9時) (レス) id: 7730c8acb7 (このIDを非表示/違反報告)
lotus_r(プロフ) - あいうえおさん» あぁっ!すごく嬉しかったですありがとうございました( ᵕᴗᵕ )面白かったと言ってくれる方がいると本当に嬉しくて力になるのでとても感謝です。イラストもありがとうございましたm(_ _)m (2022年1月24日 22時) (レス) id: 37f79c4fa9 (このIDを非表示/違反報告)
lotus_r(プロフ) - 琴都さん» 最後まで応援ありがとうございました~!やっと1作品終わったので少しゆっくりしようかと思ってたんですがちょっと新しい話のアイディアが湧いて創作しようか迷ってます…笑 (2022年1月24日 22時) (レス) id: 37f79c4fa9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:lotus_r | 作成日時:2021年4月4日 12時