呪67 ページ22
「…は?なにこれ?」
恵「…夜蛾学長からです。
直接渡したかったそうですけど急用で出張に…」
「そーじゃなくてさぁ〜
これは?何の?冗談なのかな?」
恵「…交流会の時の目撃情報に加えて最近多発している上級呪術師殺害の案件を上層部が調べたらしいです」
「いやいやいや、僕の妹が呪術師を殺害したって?」
恵「…」
悠仁「…どういう、事だよ?先生。
Aが…呪術師を殺した、?」
激しく動揺する心を押さえつけてもう一度書類を黙視するとそこには一連の呪術師殺害事件について羅列されていた。
嘘だ。Aがそんなことする訳ない。
呪詛師だなんて…巫山戯るな!!そんなの…!
と、その時。
俯いていた悠仁が走り出した。
恵「おい虎杖!どこ行くんだ!」
「恵、追いかけなくていい。僕が行く」
悠仁を追いかけようと身を乗り出した恵を制止して悠仁の後を追う。
悠仁がきっと会おうとしているのは…Aの筈だ。
人間離れした跳躍力で走る悠仁を見失わない程度に、そして悠仁に気づかれないようにつけていると悠仁が誰もいない、夜の闇に遊具が置き去りにされた公園で止まった。
ここはどこだ…?
悠仁「A!…ここにいる気がしてたんだ」
A…?
誰もいないと思っていた公園には1人子供みたいにブランコに乗るAの姿があった。
悠仁「ここは俺とAが初めて会った公園だから」
『…』
悠仁「聞きたいことがあって来たんだ、俺の」
『話してるとこいい?
あんた、誰?』
side:real you_________________________
…悠仁の声がする…
ここは、確か悠仁と私が出会った場所…
『あんた、だれ?』
悠仁の言葉を遮って私がとんでもない言葉を発した。
何言って…本気?
…そうか、あれは私の負の感情だからそこに強く印象に残ってる人じゃないと記憶が薄いのか…
この生得領域の中で少しずつ「私」について分析していたけどやっぱり今私を操っている「私」は相当なバカだ。
先生に圧倒的信頼を置いていてそれ以外は考えることも覚えることもなんにも出来ない。
幼児が消費しきれない呪力を乱暴に扱っているのと同じ状態。
悠仁「は?俺だよ、俺!虎杖悠仁!」
『虎杖悠仁ぃ…?
あー!!先生が仰ってた宿儺の器か!!』
悠仁「…先生?」
共有する視界を通して動揺する悠仁を見つめていたその瞬間。
宿儺「どうした小娘。
久しく会ったと思ったら面白いことになっているな?」
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lotus_r(プロフ) - 語彙力無のネコさん» こんにちは、!作者です!めちゃめちゃ遅い返信になってすみません泣そう言って貰えると嬉しいです、、読んでいただいてありがとうございました! (5月8日 15時) (レス) id: 37f79c4fa9 (このIDを非表示/違反報告)
語彙力無のネコ - 今まで見てきた夢小説は殆どが、「本物の夏油」が出てくるやつか、闇落ちしてない夏油がてでくるやつだったから、新しいかんじがする((語彙力無 (2022年9月17日 8時) (レス) @page1 id: e04f466ec6 (このIDを非表示/違反報告)
琴都 - お疲れ様です!おお、いつでも待ちます、!^_^ (2022年1月25日 9時) (レス) id: 7730c8acb7 (このIDを非表示/違反報告)
lotus_r(プロフ) - あいうえおさん» あぁっ!すごく嬉しかったですありがとうございました( ᵕᴗᵕ )面白かったと言ってくれる方がいると本当に嬉しくて力になるのでとても感謝です。イラストもありがとうございましたm(_ _)m (2022年1月24日 22時) (レス) id: 37f79c4fa9 (このIDを非表示/違反報告)
lotus_r(プロフ) - 琴都さん» 最後まで応援ありがとうございました~!やっと1作品終わったので少しゆっくりしようかと思ってたんですがちょっと新しい話のアイディアが湧いて創作しようか迷ってます…笑 (2022年1月24日 22時) (レス) id: 37f79c4fa9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:lotus_r | 作成日時:2021年4月4日 12時