イヤホン少女は優しい声が聞きたい１【呪術廻戦】

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Aside



私がまだ小学3年とかその位の頃。



夜蛾「ここに何しに来た。」



なんて、小学生にも関わらず、普通に聞かれた。



『私は、強くなりに来た。

怖い思いをしたくないし、怖い思いをさせたくもない。

自分を自分で守れて、大切な人も救って守れるようになりたい。


私は未だに知らないことが沢山ある。

出来ないことも山ほどある。

全部知って、全部出来るようになりたい。』



小学生らしからぬ、しかし平々凡々な回答を口にした。


我ながら肝が座ってたと思う。

あのヤ〇ザの組長みたいな見た目の人を前に全然動じなかった。

何、荒んでた？笑


まぁでも、そんな平々凡々な私の目標は今もなお変わらない。

自分の心を守り、大切な人を守り助ける。


どれだけ怖くて、どれ程に危険なのかわかっていた。

だから、悠仁にはこちら側に来て欲しくなかった。

一番身近で、大切で、大好きだったから。



『(あーあ。8年前に悠仁と離れた意味無くなっちゃったよ。)』



まだ呪霊に対抗する術を持ってなかった幼い私。

悠仁やじいちゃんに被害が及ぶのが怖かったから私は五条家に…正確に言えば悟に引き取ってもらった。


なのに、海外出張から帰ってきたら高専にいるし。

なんだかんだ会えたから嬉しかったのに次の日には死ぬし。



『やってらんねぇや、まったく。』



誰かさんが言ってた通り、やっぱり呪術師なんてクソだよ。

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