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129. ページ33

『っ...!』


傑「さぁ、これで呪霊は消えた。残っているのは君とその刀だけ______」


トス...


『それなら私の術式じゃなくなるでしょ。
ただの呪具使いだ。』


傑の腹を、六条が貫いた。



傑「なん、だと...?」


『私の術式は、源氏物語の帖になぞらえた具現化攻撃や呪霊を降霊するもの。


式部片由良(あれ)もブラフ。
私が書いた、ただの源氏物語の写しだよ。』


私の呪力を込めていたから呪具に見えていたかもしれないけど。


傑「そんな、まさか......!」


『ブラフは多い方がいい。
誰も知らない、私の切り札だよ。


戦いには狡猾さも必要。それを教えてくれたのは傑じゃない。』

そう言って私は笑う。




傑「...まだ終わってはいない、こちらも本気を出さねばな。


"化身玉藻前"、コイツをAにプレゼントするよ。」


あれは...特級仮想怨霊...!



傑「さらに、私が今所持している4461体の呪いを1つ(・・)にし、乙骨()にぶつける。


呪霊操術 極ノ番 【うずまき】」


そこに現れたのは、さまざまな呪霊が凝集された渦巻き状の塊。



乙「紫月先生」


『...なんだ』


乙「下がっていてください。」


『それはできない。私には君を守る役目がある』


乙「里香ちゃん」


『は、何、をっ...!!!』


私は里香によって真希達の元へ飛ばされた。



乙「3人を連れて遠くへ」


憂太の目は、本気だった。


『...必ず勝って戻ってきなさい。』



私は3人を抱え、なるべく遠くへ走った。

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ぱーむくーへん - 切ないけど、すごく綺麗なお話でした。 すごく好きです。 (2021年1月15日 23時) (レス) id: 4fbbe91aff (このIDを非表示/違反報告)
綾ゞ(プロフ) - 羽憐さん» ありがとうございます...!!!泣先程新作更新しましたのでぜひ読んでいただければ幸いです! (2021年1月7日 19時) (レス) id: cfbf242659 (このIDを非表示/違反報告)
綾ゞ(プロフ) - ディーヴァさん» 嬉しいです嬉しすぎます、ありがとうございます...! (2021年1月7日 19時) (レス) id: cfbf242659 (このIDを非表示/違反報告)
綾ゞ(プロフ) - shinox2さん» ありがとうございます!!泣 (2021年1月7日 19時) (レス) id: cfbf242659 (このIDを非表示/違反報告)
綾ゞ(プロフ) - マリイさん» リクエストありがとうございます!現在次回作の構想が固まってしまってるのですが、夢主器設定面白そうなのでぜひ参考にさせていただきます! (2021年1月7日 19時) (レス) id: cfbf242659 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:綾ゞ | 作成日時:2021年1月5日 12時

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