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2007年 8月
蝉が五月蠅い。熱い日差しが照りつける8月某日。
『「「いっくよー」」』
傑は消しゴム、硝子はペン、私はナイフを取り出す。
悟「っは!?Aおま、ちょ、」
ビッ
勢いよく悟に投げつける。
ペンとナイフは悟に当たる事なく、あと数センチのところで宙に浮いている。
傑の投げた消しゴムだけが、コツンと悟の頭に当たる。
悟「は〜〜〜マジでいけて良かった.....」
硝「げ、何今の」
『...チッ』
悟「チッじゃねぇだろ失敗してたら俺死んでたぞ?」
傑「...術式対象の自動選択か?」
悟「そ。
今までマニュアルでやってたのをオートマにした。
呪力量だけじゃなく速度なんかからも物体の危険度を選別できる。」
『え、そんな事できるの』
悟「まぁね。毒物なんかもできれば良いけどそれはまだかな。
これなら最小限のリソースで無下限呪術をほぼ出しっぱにできる。」
硝「はぁ?出しっぱなしなんて脳が焼き切れるよ。」
悟「や、自己補完の範疇で反転術式も回し続ける。」
いつでも新鮮な脳をお届けだ、と悟は得意げに話す。
『.........覚醒、か...』
小さく呟く。
他にも規格外のことをいろいろ、彼は平然とやってのけた。
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作者名:綾ゞ | 作成日時:2020年12月4日 20時