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32. ページ34

夏油side


「絶対、死なないでくれよ。」

______呪いを、吐いた。

勢いで、心の奥底の声が漏れてしまった。

きっとあの時の私は、うまく笑えていなかっただろう。


あの悟が不意を突かれ、今も身を粉にして戦っている。
不安、不安、不安...

Aを、失う事が怖かった。
呪術師なのに、死と隣り合わせの生活をしているのにも関わらず、こんなことを考えている自分に呆れてしまう。


本殿に着くまで、理子ちゃんとは言葉を交わさなかった。

開けた場所に出る。

理「ここが...」

「あぁ

天元様の膝下、国内主要結界の基底。
薨星宮 本殿______」

33.→←31.



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作者名:綾ゞ | 作成日時:2020年12月4日 20時

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