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高専最下層
薨星宮 参道_____
コツコツ...
黒「理子様、私はここまでです。
どうか、どうか....っ」
理子が黒井の元に駆け寄り、抱き着いた。
天「黒井、大好きだよ...
ずっと、これからも...!」
少し離れたところで私と傑は2人を見る。
____あぁ、別れさせたくないな、
2人で家に帰って、今まで通り学校に行って、
幸せに暮らしてほしいな。
そう思ってしまった。
【夜「星蔣体の"護衛"及び"抹消"」】
ずっと気になっていた。
"抹消"とは、どういう事なのか。
今なら、わかる。
私たちは、
黒井さんから、学校の友人から、
そして、理子本人からも
思い出を、奪おうとしている。
もし、星蔣体として生まれていなければ
きっと理子は高校に進学し、
友達と放課後カラオケに行ったりするのだろう。
黒井さんに反抗する事も増えて、
好きな人ができたり、するのだろう。
『...若人から青春を奪ってはいけない』
傑「....うん、」
『どうしよう、傑。
私、今から.....
天元様のお怒りを買うかもしれない...』
傑「...!
くっ、はは、やっぱり私たちは考えることが同じだね。」
『...?』
傑「....悟と話はしてある。
もし、彼女が同化を拒んだら、その時は...
『...ふふ、いいね、それ。賛成。』
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作者名:綾ゞ | 作成日時:2020年12月4日 20時