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ぼーっと前を見つめていたが、急に車が止まり、私はAを見た。
むっすりと不貞腐れた子供のような顔でAは私を見ていた。
「なに…………どうした、」
「やめだやめ!今から職務放棄するから!!労基側についてダー◯ベイダー目指しちゃうから!!」
「は?」
そう言うとAはぐるっと違反だろと思えるほどのUターンをかまし、来た道を爆走し始めた。
Aの考えていることがわからない。
「夜蛾さんにチクんなよ!傑も共犯だからな」
「……チクるわけないだろう」
この流れだと私も任務を放棄することになるのだから。
だが、久しぶりの、Aとのサボりに私の胸は高鳴っていた。
あの日々が返ってきたような、そんなことを思った。
着いた所はいつものカフェ。
そこでAはコーヒーを飲みながら私に目を向けた。
「明後日から2日間、有給を取ってんだ」
「……そうなんだ」
「明後日までに2日間の荷物用意しとけ」
「え、」
それはあまりにも唐突だった。
目の前のAは平然と煙管を蒸している。私は口に含んだコーヒーをこぼしそうになったというのに。
その言葉は、どういう意味なのか。
だが、私にはそんな2日も休む時間もなければ、そんなこと許されるはずがない。
「……今年は呪霊が多いって、」
「傑が祓っても祓っても湧いてきやがんだろ?じゃあもういいじゃねぇか別に祓わなくて。どーせすぐに湧いてきやがるだろうし、傑1人が2日間抜けたからって世界が滅びるわけでもあるめぇ」
Aの言ったことは確かだった。
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フルーツパンチ侍(プロフ) - きょきょさん» ありがとうございます(^ ^) これから最終章に向けて主人公サンの事が明らかになったり、ちょっとシリアスになっていきますが、主人公サンが必死で食い止めるみたいなので応援してあげて下さい┏○ (9月28日 21時) (レス) id: 7959978e00 (このIDを非表示/違反報告)
きょきょ - この作品すごく大好きです!更新楽しみにしてます! (9月27日 20時) (レス) @page14 id: c9d0d6f436 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:フルーツパンチ侍 | 作成日時:2023年9月23日 11時