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Aはもうなかなかに酔っ払っているし、硝子も酒が入ってる。
シラフなのは俺と傑だけだった。
カラオケで学生と大人が昼間っから酔っ払うって、どうなんだ。
「A、大丈夫?」
「コーヒーゼリー食いたい」
「うん、大丈夫だね」
「おい傑、その会話のどこに大丈夫だと感じる要素があった?会話成り立ってねぇけど」
「悟……メガネ、買ってやるからな」
「なんでメガネなんだよ。いらねぇよ」
この後俺たちに任務がなくてつくづくよかったと思う。
まだ飲むと言っているAと硝子を引っ張り出し、俺たちはカラオケを出た。
硝子はまだ二足歩行ができるのに、こいつはまるでダメだ。
一度乗せた傑の背中から降りようとしない。
「ほら、だからおぶる必要ねぇって言ったのに」
「ぅぐっ…………Aっ、苦しい……」
「早く!早く、メイちゃんのところへ!」
「メイちゃん誰だよ」
「となりのトット○ットット〜ロッ♪」
「私っ、ネ○バスじゃ、ないんだけどっ……!」
「ゴジョバス、早く、私の自室へ」
「硝子は自分で帰れるだろうが」
傑は結局Aを自室まで送り届けてやっていた。
甘やかすからAが調子に乗るんだよ。
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作者名:フルーツパンチ侍 | 作成日時:2023年9月14日 12時