サボってばかりの人たらしは今日も高専をふらついてる【銀魂】【呪術廻戦】 (ページ10)

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賭博は犯罪です（夏油）ページ10

風呂から上がった私達は、また女子の部屋に来ていた。
そして、そこではUNO賭博が行われようとしていた。

一回戦ごとに1人千円を賭け、四千円を先に上がった奴から多い順に振り分けられるという至ってシンプルなルールだ。
そして始まったUNO賭博は、

「よっしゃー」

硝子の圧勝だった。

「私の英世っ…………！」
「硝子強すぎだろ…………」
「硝子には敵わないな……」

十戦でボロ儲けした硝子は機嫌が良さげだ。
儲けた札を持ってにこにこしている。

「悟はなんで千円一枚も持ってねぇんだよ……私が持ってたからいいけど……」
「千円なんて持ち歩かねぇだろ」
「は？」
「Aは知らなかったかもしれないけど、悟はいいとこのお坊ちゃんだからね」
「こいつの金銭感覚はとち狂ってるよ」

Aがここ最近で一番衝撃を受けたとでもいうような顔をして悟を見た。
悟はなぜか得意げな顔をしている。

「素晴らしい提案をしよう……お前も太客にならないか？」
「……は？」

そのよくわからない言い回しと、とんでもない提案を真顔でしてきたAに私達全員が驚く。

太客って、Aとそういう関係になるってことだよ、な……？

「……ん？冗談だからな？ガキに金をたかる趣味はねぇ。金はクソみてぇなオヤジ共から絞り取るからこそいいんだよ」
「お前の冗談分かりにくいんだよ！！しかもクソだな！！」
「それほどでも〜」
「今のどこに褒めたような要素があった？！」

冗談だったようだ。
悟はいつものようにAに振り回されてキレている。
私も少し胸を撫で下ろした。