検索窓
今日:13 hit、昨日:32 hit、合計:66,404 hit

ページ ページ44

術式を持っていない呪霊にAがやられることはないだろう。

「ったたたた………………痛いではないか!!エリザベス2号!!大人しくしなさい!!」
「ヅラ、頭から血ぃ噴き出してんぞ。大丈夫そうか?」

大丈夫じゃないだろ。噴水のように噴き出してんだけど。

Aが桂の安否確認をした隙をついて呪霊がAの背後に回ってきていた。
あいつ、気づいてるよな……?
迫ってきている呪霊に一向に動かずにいるA。
まさかっ……気づいてねぇのか?!

「A!!!」

俺が叫んだと同時にその呪霊はまっぷたつに切れた。

…………は?
斬られたのだと、この目で見て頭では理解していたが、それは恐ろしく早かった。

「Aと、まだ話しているでしょうがァァアア!!」
「無駄に剣筋だけはやっぱりいいよな、ヅラ」
「ヅラじゃない、桂だ!!」

桂の方に襲いかかってきた最後の呪霊も、Aが即座に呪具を桂から奪い取り、ノールックで斬り捨てた。

「お前にはヅラぐらいがお似合いなんだよ」
「ふんっ…………お前も変わらんな」
「お前は少しぐらい変われよ。特にすっからかんの頭」

呪具の持ち手でAが桂の頭を小突くと、桂はまたすごい声を出して地面に崩れ落ちた。
あいつ前世ゴリラ悪魔とかなの?

だが、あの2人も、あの銀髪のように奥底の方で通じあっている何かを持っていた。

ポンコツな奴も、ただのポンコツではない事もある(夏油)→←前ページ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (26 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
51人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 銀魂 , さしす組
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:フルーツパンチ侍 | 作成日時:2023年9月2日 4時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。