サボってばかりの人たらしは今日も高専をふらついてる【銀魂】【呪術廻戦】 (ページ22)

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身をよじるも、全く抜け出せそうにない。
はぁ、と私はため息を落とす。

「お前ら、勝手に自習しろー」
「……いや、お前の知り合いが気になりすぎて自習どころじゃねーよ」
「知り合いじゃなくて旦那ですぅー」
「無視しろ」
「できるか！」

こいつらもツッコミレベルが上がってきたように感じる。
感動だ。

私はとりあえず銀時と話すべきことがたくさんある。
自習が終わったら……そういやこいつらの送迎だった。

「じゃあ私たちは後ろの方に行くから、お前らはぁっん…………はっ倒すぞ銀時」

私の首から垂れる汗を舐めとったらしき銀時のテンパを鷲掴みにする。

「そこに流れる汗があったんだもん」
「目潰ししてもいいよな？そこに全力で逸らしてくる目があったんだもん」

私の人差し指と中指がブッ刺さる前に、銀時は私の肩に顔をうずめた。

「俺らの前でいかがわしいことすんのやめてくんない？」

「そういうことは、この腐れ天パに言ってくれ。そして引き剥がすの手伝ってくれ」
「A先生と保健体育の授業がしたいです」
「だから先生じゃない。いい加減にしねぇと叩っ斬るぞ」

私もある程度鍛えているというのに、女の私の力じゃ銀時に回された腕はびくともしなかった。

散々私は心配かけてたみたいだし、久々に会ったからって少し甘くするというのは間違っていた。