サボってばかりの人たらしは今日も高専をふらついてる【銀魂】【呪術廻戦】 (ページ3)

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何言ってんだこいつ！！
Aは挑発的は顔をして笑っている。

「入るわけ、」
「声を抑えろ。何時だと思ってんだ」

お前がな！！！
その腹の底から出た叫びはAに口を抑えられ、声になることはなかった。

「冗談に決まってるだろ。いちいち騒ぐな。お前はとりあえずさっさと寝ろ」

そのまま手をひらひらと振って風呂に向かおうとしたAの肩を掴む。
Aは面倒くさそうな顔をして振り返った。
Aの手のひらの上で転がされているような気がする。
本当に気に入らない。こいつに絶対ひと泡吹かせてやる。

「……一緒に入ってやるよ」
「結構ですー」

速攻でさらっと拒否してAはまた歩き出そうとする。
なんでだよ！！お前が煽ってきたんだろうが！！

「入るっつってんだろ」
「女風呂に入れるのは小学生になるまでって母ちゃんに習わなかったのか」
「混浴に、だ！」
「だから、それは冗談だって言ったろ」

それも冗談かよ！！！
くそ……！！全部Aの方が1枚上手じゃねぇか……！！

「なに、本当に一緒に入りたいのかよ」
「んなわけねぇだろ」
「まぁー、入るとしてもクソガキ卒業してからだな」
「だから入らねぇって！」
「一生できねぇだろうけど」
「そろそろ殴るぞお前！」

くつくつと笑うAに肩を押され、反対方向を向かされる。

「ほら、じゃーな。おやすみ」

そのまま遠ざかっていく足音が聞こえなくなるまで、俺はその場で突っ立っていた。