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〜五条side〜
今日初めてモカを任務で連れて行った。内容は三級呪霊を祓うものだった。
モカだけでも大丈夫だろうと思ったけど,どんな風に戦うのかが気になってついていく事にした。
モカが廃ビルに入って数分後,沢山いた雑魚呪霊の気配が消えたと思ったら二級ぐらいの気配がした途端,モカが窓ガラスをブチ破ってその呪霊と一緒に落ちてきた。
モカはすぐにバリアを張り,呪霊に向かって呪具をぶん投げた。
それは見事頭にクリティカルヒットし,消えた。
流石目がいいだけあるな。
そう思いながら落ちてきているモカを捕まえた。
相変わらず無表情ノ舞まんまだが,少し驚いてる様子だった。
そりゃそうでしょ。
急に窓の外にぶん投げられたんだもん笑
でも怪我がなくて良かった。
モカは大事な生徒だからね。
そして暫くした後モカを地上に下ろし,無事高専に帰ってきた。
夜,報告書の書き方を教えた。
スラスラと書いていく。
そして,モカはもう眠いのか『おやすみ』と言って部屋へ戻って行った。
僕も残りの書類を片付けるべく,部屋に戻った。
2時間後だろうか。
もうすぐ寝るぞ!そんな時に一通のLINEが来た。
モカからだった。
どしたんだろ?そんな事を思いながら開けてみると,
「嫌だ。怖い。誰か助けて。五条先生。」
そう送られてきた。
僕は急いでモカの部屋へ行った。
ドアを開けた先には苦しそうに息をしているモカの姿があった。
過呼吸だ。
急いで背中を摩って息を吐くように言った。
すると息をゆっくり吐き始め,呼吸が落ち着き始めた。
もう大丈夫かな。
そう思っているとモカの身体から力が抜けた。
恐らく眠ったんだろう。
その隙に硝子に電話をした。
五「もしもし。硝子〜?」
家「なんだよこんな時間に。世間話なら聞かんぞ。」
五「いやさー,さっきモカが過呼吸を起こしてさ。今は落ち着いて眠ってるんだけど、一応言っといた方が良いかなーって。」
家「そうか。分かった。五条、分かってると思うがモカはこの前まで非術師だったんた。しかもまだ15歳の女子だ。いくら体術が強くてもまだ精神面は強くない。だから担任のお前がきちんとケアしろよ。何かあったら私も協力する。分かったな。」
五「あぁ。分かってるよ。なんかあったら頼む。」
ツーツーツー
そっか。
まだ15なんだよね。
モカの寝顔はまだまだ子供だ。
教師は結構大変だ。
そう思いながら僕もその場で眠りについた。
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プスメラウィッチ - ふらんそわ。さん初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張ってください。応援しています。楽しみにしています。 (2022年1月17日 17時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふらんそわ。 | 作成日時:2021年9月13日 2時