五条悟の初生徒。 (ページ6)

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今日は体術を鍛えるって。

まずはグランド10周って言われた。
体力が一番大事。

走り終わって少し休憩をした後，先生に対人戦の方法(蹴りや突きとか色々。バク転とかも)を教えてもらった。

先生は「少し難しいかも」と言いながら手本を見してくれた。
その時身体の使い方や足と手の位置とかをよく見ておいたからすぐにできるようになった。

凄いねと褒めてくれた。
なんかホワホワするな。

そこから暫く教えてもらった事を繰り返した後にグランドを何周も走るということを先生が止めてくれるまでただひたすら続けていた。

少し休憩してから今度は攻撃を避ける練習をした。
方法は先生の突きや蹴りをただひたすら避けるというシンプルなもの。

これも関節の向きや目線(見えないけど)とかを見て避けていた。

あ，今度は上からの突きか。

そう思っていつも通り避けようとした。
でも，あの時の光景がフラッシュバックして身体が動かなかった。

ーーーーこの化け物め‼︎‼︎‼︎気持ち悪い‼︎‼︎‼︎ ﾄﾞｶﾞｯ

嫌だ。殴られる。怖い。

『っ…！』ﾊﾞｯ

癖で頭を庇った。

すると頭に重みがかかった。
恐る恐る見てみると先生がしゃがんで私の頭を撫でていた。

五「ごめんね。怖かったよね。今日はこれで終わりにしようか。」

凄く優しかった。