存在証明【呪術廻戦】

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＿＿ﾊﾟｼｭﾝ

風が吹く
五条の術式で、狗巻とパンダが高専へ移動した


菅田「まさか！気づかれた！？」

バレるのも時間の問題ならば＿＿＿＿＿


菅田「美々子、菜々子！予定を繰り上げます。開戦よ！！」


菜々子「まってましたぁ！」


＿＿＿ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ



巨大な呪霊の中から大胆に登場した
双子の姉妹 美々子と菜々子
呪霊たちまでもが一気に動き出す


百鬼夜行の始まりだ＿＿＿＿＿



『…くる…』



時空間呪術

＿ﾊﾟｼｭﾝ
＿＿＿ﾄﾞｺﾞｯ



空間を切り取り、移動を重ね、
呪霊の隙をついて一気に祓う。


＿＿ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ


拡張術式

空気に圧が加わり、呪霊に襲いかかる
ギチギチと激しい音をたて やがて呪霊は祓われた


それでも、まだ無数の呪霊が蠢いてる
長い長い戦いになりそうだ＿__



『…もう二度と…』



共に戦う人の死を目の前で見過ごしたくない
だから、必死に祓い続ける
今度こそ救えるはずだと信じて


＿＿「アンタの相手は俺ダヨ、特級」



術式を乱す力のある長い縄を構えるミゲルが五条の行方を阻む



五条「＿＿＿悪いけど、今 忙しいんだ」


そう睨む五条は、六眼を隠す包帯を外す。
五条は、本気だ＿＿＿＿＿。


＿ｺﾂｺﾂｺﾂ


悪魔の足音が聞こえる。


警備の薄れた高専内を優雅に歩く夏油傑

乙骨「真希さん？」

夏油傑「本当はね、
君にも生きていて欲しいんだ 乙骨」

そこに流れる血
横たわる真希とパンダと狗巻＿＿＿＿＿


乙骨「パンダ君…」
狗巻「ゆ゛ぅ゛だ…」
乙骨「狗巻君！！」

酷使したであろう喉で
最後の力をふりしぼり掠れた声で狗巻が呟く



狗巻「逃…げろ」


＿ﾌﾟﾂﾝ



記録＿＿＿＿＿2017年12月24日



乙骨「来い！里香！！！！」


特級過呪怨霊 折本里香
二度目の完全顕現

夏油「君を殺す」
乙骨「ブッ殺してやる」





＿＿＿ﾊﾞﾁｯ



新宿、歌舞伎町
人気のないクリスマスイブの街に黒い稲妻が落ちる



菜々子「げ!!やばぁ！なにあれ」

黒閃＿＿＿＿＿
打撃との誤差0.000001秒以内に呪力が衝突した際に生じる空間の歪み


呪術の核心に触れた彼は、止まることを知らない


空気によって圧迫された地面は抉られ
呪霊が10体 一気に倒れていく
Aを止めれるものはもはや居なかった

ただ一つの条件を除いては

美々子「落ち着いて菜々子。夏油様が言ってたでしょ。
久遠Aは、何もせずとも自滅するって」

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