17 ページ19
___五条「僕の生徒達にイカれた思想を吹き込まないでもらおうか」
夏油の言葉に生徒たちが呆然としていると
五条がやってくる。
そんな彼を見て五条は微笑んだ
夏油「悟〜、久しいね〜」
この場にそぐわないような明るい声で語るそれは
まるで、高専時代と何も変わっていないようで
_____こんなにも立場は変わったのに
そんな彼らの懐かしい姿をAはただ見つめるだけ
夏油「今年の一年は粒揃いだと聞いたが成程。
君の受け持ちか。特級被呪者。突然変異呪骸。呪言師の末裔。そして…禪院家のおちこぼれ」
真希「テメェ…」
夏油「発言には気をつけろ
君のような猿は私の世界にはいらないんだから」
_バシッ
乙骨は、夏油の腕を振り払う
乙骨「ごめんなさい。夏油さんが言ってることはまだよく分かりません。
けど、友達を侮辱する人の手伝いは僕にはできない!」
夏油「すまない。君を不快にさせるつもりはなかった」
五条「じゃあ一体どういうつもりで来た」
夏油「宣戦布告さ。」
夏油はそういうと大きな身振りでこう語った
夏油「お集まりの皆々様
耳の穴かっぽじってよーく聞いて頂こう
来たる12月24日! 日没と同時に我々は百鬼夜行を行う!
場所は呪いの坩堝 東京 新宿
呪術の聖地 京都
各地に千の呪いを放つ
下す命令は勿論"鏖殺"だ
地獄絵図を描きたくなければ死力を尽くして止めにこい
思う存分、呪い合おうじゃないか」
呪術を使用した未曾有のテロの予告
大胆な犯行声明に場は張り詰めたが
それは一気に砕かれる
菜々子「あー!夏油様お店閉まっちゃう」
夏油の仲間だと思われし、女子高生が
そんなことを叫んだからだ
夏油「もうそんな時間か。すまないね悟。
彼女達が竹下通りのクレープを食べたいときかなくてね。お暇させてもらうよ。
いやはやあんな猿の多い所の何が…」
五条「このまま行かせるとでも?」
もちろん、五条はそれを許さない
だが_____
___ゾワッ
夏油「やめとけよ。かわいい生徒が私の間合いだよ」
夏油が使役する呪霊が生徒を取り囲む
ならば、夏油を力づくで とめれば_____
「A」
五条は首を横に振った
五条「それはとっておけ。」
『…』
夏油「それでは皆さん、戦場で」
ただただ、夏油が去っていく姿を見ているしか無かった
76人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:SEI | 作成日時:2022年3月18日 19時