検索窓
今日:9 hit、昨日:12 hit、合計:15,363 hit

12 ページ14

新田「今日の任務は、高専からそう離れてないとこッス。」

補助監督 新田 明 の運転する車に揺られながら
任務先へ向かうA

1級術師との任務ともなると難易度はあがるが
今回は2級呪霊がゴロゴロいるってだけで
Aにとっては軽い任務だろう


新田「帳を降ろすッス!」

《闇より出でて闇より黒くその穢れを禊ぎ祓え》


_____ズンッ


日常の世界から隔たる壁。
もうそこには、新田の姿は見えなくなっていて
Aは、まっすぐと建物の中に入っていく。


_ピトッ
__ピトッ



建物の中だと言うのに、人の手がつけられてないその場所は、まるで森の中のようだった

“お兄ちゃん、遊んで遊んで〜”
“それ僕の〜”
“ほらほら、そんなに騒がないの”


ゾロゾロと出てくる異形の呪霊
かつてそこに住んでた人達の呪いの吹き溜まり
10数体もいる呪霊が、Aに襲いかかる

Aは、呪霊をじろっと見つめては
攻撃があたるその直前まで立ち尽くす
もうかわせない

そんな時_____

__ブワァ



風が吹く


__バチッッッ


呪霊たちの中心でぐちゃぐちゃになっているはずの
Aはそこに居なかった。


代わりに呪霊同士がぶつかり合い、
その攻撃で全ての呪霊は祓われる


__ストンッ


優雅に降り立つ音


【時空間呪術:真空】

攻撃をじっくりと見破り、空間を断絶して移動
そうすることでAは労力を使わず呪霊を払うことができた

『……妙だな』



違和感があった
呪霊の気配はない。つまり、任務は終わったのに
帳があがらないのだ____。


新田のミスだろうか?
とにかく、帳の外に出れば

__バチン


『…ッ!!』


弾かれて電撃で痺れる掌




刹那_____



___ズズズズ



目の前に現れる1級呪霊三体


『…考えるのはあと…か』

_バチッ
___ズキュッ

『…っ、…はぁ!!!』

拳で脚で 呪霊を蹴散らす
先程、体力を消耗しなかったのが不幸中の幸い


__シュパッ


残さず祓いきればやっと帳はあがる


新田「お疲れ様です!」
『予定にない呪霊が出没した。1級相当の呪霊が五体』
新田「エエ!だ、大丈夫ッスか?」
『俺は問題ない…帳の上から二重に帳がかかってたんだろ。明日調査を頼む』
新田「…すみません…」
『いやいい、気にすんな』


___引っかかる何かにに気づかないフリをして


「…ま、Aには効かないか…」



袈裟を着た男が1人
楽しげに久遠をのせた車を見つめていた

13→←11



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (41 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
76人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 男主 , 呪術廻戦0   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:SEI | 作成日時:2022年3月18日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。