【祓本】アイドル辞めます【呪術廻戦】

呼び止め ページ11

身支度を整え、楽屋を後にする。



岸「お昼ご飯はどうする？」


『ん〜、岸田さんの行きたいところで』



これだけ長いこと芸能界にいる自分が言うのもあれだけど、
私はあまり活発なタイプではない。



もちろん初対面の人に人見知りを発動するような事はないけど...



良く言えば大人っぽい、良く言えば。




同年代の子と番組をしていた時も、自然と私は"お姉さん役"になっていた。



そんな私が素で話せる人が岸田さん。


そしてそんな私を大人としてではなく甘やかす対象として見てくれる人が、俳優の八重樫懇さん。




さっきのAさんとも付き合いは長いし、良くしてくださるけど、私はこの2人が大好き。




岸「あ、ならあそこ行こう！
事務所の近くに最近できた韓国料理屋さん。」


ここ、と言って岸田さんは私にそのお店のインステグラムの写真を見せる。



『え、美味しそう！行きたい...！』



岸「決まりね。」



そんな事を言いながら廊下を歩いていると、
奥の方に何やらとりこんでいる3人の影が見えた。



『あれ...』



そこにいたのは先程共演した祓ったれ本舗の2人とモデルのEさん。


収録中は3人が同じ画面に収まることはなかったけど、
こうして3人が並んでいると美形揃いで絵になるなぁ...



岸「...なんか困ってない？祓ったれ本舗の2人」


『そうですか？』





五「いや、無理だって」


E「え〜良いじゃないですか連絡先くらい〜！
お2人のネタ、今まで見た芸人さんのネタの中で1番面白くって！！」


夏「それはありがたいけど...私たちは基本的にテレビ局関係者以外で連絡先を交換する事はなくて...」


E「そんなに毎日連絡したりしないですよ〜！
今度私のラジオに来てください！その連絡ならいいでしょ？」


五「じゃあその番組のスタッフの連絡先くれよ。」





『...困ってますね』


岸「はあ...Eさん(あの子)も良くやるわね。
こっちの道から帰りましょ、」


『はい』



こういうのは良くある事。

彼らほどの美青年なら尚更。


ネタも面白いのに...そもそも今の今まで注目されていなかったのが不思議なくらい。



五「っあ、おい、...おい！」


E「えっ」


五「望月！！！......さん！」

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