佰拾弐 ページ15
何も考える隙がなかった。
気づいた瞬間には、夏油傑は私と憂太の手を取り、微笑んでいた。
「「「『(速い...！)』」」」
夏「君たちはとても素晴らしい力を持っているね。
私はね、大いなる力は大いなる目的のために使うべきだと考える。
今の世界に疑問はないかい？
一般社会の秩序を守るために呪術師が暗躍する世界さ。」
何を言っているんだ、この人は...？
夏「つまりね、強者が弱者に適応する矛盾が成立しまっているんだ。
何って嘆かわしい！！」
『強者は弱者を守るためにある。
夏「...！なるほど、そう言う考えも一理ある。
でもね、私は人類もそろそろ生存戦略を見直すべきだと考えているんだ。
2人にもそれを手伝って欲しいんだよ。」
乙「？何をですか？」
夏「非術師を皆殺しにして、呪術師だけの世界を作るんだ。」
は...？
なに、いってるの、
五「僕の生徒にイカれた思想を吹き込まないでもらおうか。」
私たちの頭が真っ白になったと同時に、五条先生と夜蛾学長が現れる。
後ろには高級の術師が揃っている。
夏「悟ー！久しいねー！！」
憂太の肩に手を回し私の片手を取りながら、夏油傑は先生に挨拶をした。
五「まずその子達から離れろ、傑。」
夏「今の在学生は粒揃いと聞いたが
成程、君の受け持ちか」
そう言うと夏油傑は私たちを一瞥し
夏「特級被呪者、突然変異呪骸、呪言師の末裔、そして____」
彼は心底馬鹿にするような目で、
夏「禪院家の落ちこぼれ」
そう言って真希を笑った。
夏「2年生も素晴らしいらしいね。
アイヌ呪術連出身の呪符使い、もう1人の彼はいないのかい？」
希「テメェ、」
夏「発言には気をつけろ。
君のような猿は私の世界にはいらないんだから。」
ﾊﾞｼｯ
同時に、私と憂太は夏油傑の手を払った。
乙「ごめんなさい。夏油さんの言うことはまだよくわかりません。
けど、
友達を侮辱する人の手伝いは、僕にはできない！！！」
『私の術式は貴方達の役には立たない。
今すぐここから立ち去れ、二度と姿を現すな...！』
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琥珀 - 初めまして、この小説は恋愛小説ですか？できれば五条悟オチにしたいです。お願いいたします。続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年1月21日 6時) (
レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
綾ゞ(プロフ) - ３８１さん» 381さん、ありがとうございます...！嬉しいです頑張ります泣 (2021年1月5日 14時) (レス) id: cfbf242659 (このIDを非表示/違反報告)
３８１ - 最高です、、、神作ありがとうございます！ (2021年1月4日 21時) (レス) id: 664ca7d814 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾ゞ | 作成日時：2021年1月4日 18時
