佰陸 ページ9
呪霊はこちらを見てはいるものの襲ってこない。
『これはあくまで2人の任務だしな...
私は里香を止めてって言われただけだし、下手に手は出さないほうがいいよね。』
私は自分に呪符を貼り、
『跳躍』
高く飛び上がり、2階に隠れた。
それと同時に、柱の影から憂太が刀を持って出てくる。
完全にでは無いものの、里香の呪力を纏っている。
私は全神経を憂太に集中させ、備える。
棘がいないけれど無事なんだろうか。
確かに彼は接近戦向きでは無いけど...
そうこう考えているうちに、憂太は刀に呪力を込める。
『おぉ』
込めすぎでもなく、少なくもない、丁度いい呪力量。
身のこなしもとても軽く、それでいてしっかり目は呪霊を捉えている。
『これは先生喜ぶなぁ』
憂太の刀が、呪霊に傷をつけた。
だがまだまだ、とどめを刺すことは彼にはできないだろう。
棘もいないし、憂太の体力が無くなる前に私が出ようか_____
その時、
乙「狗巻君!!」
憂太が何かを投げた。
2階部分から飛び降りてきた棘がそれをキャッチする。
『...のど薬!!』
落としていたんだ、声が枯れて術式も使えなくて、それで...
なるほど、2人共、意思の疎通ができていた。
私は呪力で耳から脳までの神経を守る。
棘は素早くのど薬を飲み、
狗「潰れろ!!」
呪霊はあっけなく潰れ、塵になった。
パァン
2人のハイタッチの音が響く。
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琥珀 - 初めまして、この小説は恋愛小説ですか?できれば五条悟オチにしたいです。お願いいたします。続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年1月21日 6時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
綾ゞ(プロフ) - 381さん» 381さん、ありがとうございます...!嬉しいです頑張ります泣 (2021年1月5日 14時) (レス) id: cfbf242659 (このIDを非表示/違反報告)
381 - 最高です、、、神作ありがとうございます! (2021年1月4日 21時) (レス) id: 664ca7d814 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:綾ゞ | 作成日時:2021年1月4日 18時