佰壱 ページ4
あれから30分ほど経った。
『何で私を連れてきたの....』
ここら辺は何もない。
鳥居や石碑がごちゃごちゃと立ち並んでいる。
私は道の脇にある石段に腰をかけ、ひたすらに先生の帰りを待っていた。
ここから見える鳥居の数でも数えようか、なんて考えていると
『...！』
五「おまたせ、A。」
背後には先生がいた。
気配を全く感じなかった。
何もないところから、急に現れたような
つくづく先生は最強だと気付かされる。
『お帰りなさい。待ちくたびれました。』
ごめんね、と言いながら先生は私の肩に顔を埋める。
『おいセクハラ』
五「クソジジイの説教くらったんだよ、良いじゃん少しくらい」
『...先生、怒ってます？』
後ろにいた時からほんの少しの殺気を感じていた。
五「...僕はああはなりたくないね。
凝り固まった思考ばっか押し付けやがって」
『うんうん、頑張ったね、』
そう言って先生の頭を撫でると、パァッと表情が明るくなる。
犬か、とツッコミたくなる。
五「よし元気出た」
『単純すぎ、...出る場所は？真希達のところでいいですか？』
この空間は迷路のようになっており、
出口がいくつもある。
それぞれが高専の建物のどこかのドアと繋がっている、という仕組みだ。
私はみんなの呪力を頼りに1番出たい場所から出れるため、連れてこられたんだろう。
五「うん、よろしく。」
『てか六眼あるんだから私連れてくる必要無いですよね』
五「だって六眼使うの疲れちゃうし。」
『私だって呪力探知するの疲れますよ...』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 383人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
琥珀 - 初めまして、この小説は恋愛小説ですか？できれば五条悟オチにしたいです。お願いいたします。続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年1月21日 6時) (
レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
綾ゞ(プロフ) - ３８１さん» 381さん、ありがとうございます...！嬉しいです頑張ります泣 (2021年1月5日 14時) (レス) id: cfbf242659 (このIDを非表示/違反報告)
３８１ - 最高です、、、神作ありがとうございます！ (2021年1月4日 21時) (レス) id: 664ca7d814 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：綾ゞ | 作成日時：2021年1月4日 18時
