佰拾玖 ページ22
夏「おや、君が出迎えてくれるのかい?
嬉しいなぁ。」
そう言いながら夏油傑は私に手を振る。
『1人...』
倒せるとは毛頭思わない。
でも、"窓"が帳に気付いて新宿の誰かに伝えてくれれば。
それまでの時間稼ぎならできるかもしれない。
夏「私は今も君と乙骨君を家族に引き入れたいと思っているんだよ。」
え____
今、なんて...
『家族...?』
思わず反応してしまう。
夏「...そう、先日一緒にいた私の仲間だ。
私は彼らを"家族"と形容している。」
何の意味があってそんな事をしているのか。
____お前は知らないだろうが、
目の前にいる私は血の繋がった妹だぞ
『...はっ』
夏「私は何かおかしなことを言ったかな?」
『"家族".......ね。
いい歳した大人がこぞって"ごっこ遊び"してるなんて、笑っちゃう。』
夏「なに...?」
『伝わらない?"おままごと"は痛いよって言ってるの。』
夏「私の家族を侮辱するのか...!」
怒らせたらまずいとわかっていても、
次から次へと出てくる言葉を止められなかった。
目の前に"家族"がいるのにね。
悲しみを通り越して笑いが出てくる。
やっぱり向こうは知らなかった。
きっと、自分が安倍宮家で生まれた事を知らない。
私がずっと会いたかった、"兄"はどこにもいなかった。
だからこそ、
『良かった。
...心置きなく、ぶつかれる』
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琥珀 - 初めまして、この小説は恋愛小説ですか?できれば五条悟オチにしたいです。お願いいたします。続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年1月21日 6時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
綾ゞ(プロフ) - 381さん» 381さん、ありがとうございます...!嬉しいです頑張ります泣 (2021年1月5日 14時) (レス) id: cfbf242659 (このIDを非表示/違反報告)
381 - 最高です、、、神作ありがとうございます! (2021年1月4日 21時) (レス) id: 664ca7d814 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:綾ゞ | 作成日時:2021年1月4日 18時