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「だったら、
非術師に価値がないんなら…皆殺しにでもするか」
再び項垂れた五条は、今まで聞いたこともないような低い声でそう言った。
「……冗談はよせよ」
「本気だよ、俺らならできんだろ」
「出来る出来ないの、問題じゃ……」
五条の顔は見えない。
しかし、隣に立つ男の足元にキラリと光る雫が落ちるのを夏油は見てしまった。
「……悟」
「…ッどうしろってんだよ、クソ」
夏油は五条の肩をポンと叩くと、
「学食で待ってる」とだけ言い残し、
その場を後にしたのだった。
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作者です、短いので少し余談を。
現在と過去を行ったり来たりで少し読みずらいと思いますが、これにて過去篇は終了です。
夏油が後に呪術高専を離れ呪詛師の道を選んだ理由に、本作主人公の影響もあったのでは…ということを書きたかった19、20話でした。
次のお話からは現在に戻り、いよいよ最終章。
(ストックが尽きたのは内緒です)
自分で書きながら、コレおもろいんかなぁと不安になってますがお気に入り登録や評価ありがとうございます!本当に励みになっております。
最後まで楽しんでいただけると幸いです。
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yumenushihashoko(プロフ) - 早く続きが読みたいです(^^) (2022年5月7日 15時) (レス) @page21 id: f956c23c96 (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - この題名は、、東方、、 (2021年7月30日 22時) (レス) id: 0e4ab80c46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あんパん | 作成日時:2021年7月1日 16時