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＿ｺﾂｺﾂ
高専内の階段をのぼり、たどり着いた総監部
そこで待っていたのは厄介事の発端、五条悟だ
『…』
彼女は、五条を無視して先に進む
五条「秘匿死刑のことなら、執行猶予が決まったよ」
粗方、五条が無理を通したのだろう
五条「それにいくら相手が未成年とはいえ、
宿儺の器の相手はAには荷が重いんじゃないかな」
＿＿ｽﾞﾝｯ
刹那、五条の周りの木々がへし折られる
間違えなく、五条を狙った呪力だった
『喧嘩売ってんなら買うけど』
五条「まさか」
睨みつけるAに対して五条は笑みを浮かべたまま。
分かっているのだ、五条悟に攻撃は当たらない
『五平餅1年分買っても許してやらないから』
彼女はそれだけ言うと五条に背を向けた
五条「…いや、どんだけ好きなんだよ。」
翌日＿＿＿
五条悟の指示通り、彼女は杉沢病院へ向かった。
＿＿＿＿＿『お邪魔します』
高辻Aは、他人に反転術式が使える
しかし、それは身体の治癒ではなく、脳の治癒だ
«呪い»に関する記憶«だけ»を抜きとることが出来る
それが、人々の心の平穏に繋がり呪霊の発生を抑えることに繋がるのだ
しかし、それには代償もある
＿ｽﾞｷﾝ
＿＿ﾄﾞｸﾝ
＿＿＿ﾄﾞｸﾝ
『…ｯ』
記憶にいる«呪い»
恐怖、嫉妬、怨恨、怒り、
負の感情が、彼女の中で渦巻く
上層部の連中や、高辻の家族はこの奇妙な反転術式に
«利用価値»を見出した。
ありとあらゆる任務が彼女に巡ってくる
たとえ、その呪いで彼女の心が蝕まれたとしても
五条「悪かったね」
『…別に。どうせ話はきた』
五条は、こういうことをあまり薦めない。
五条悟は知っているのだ。
彼女、高辻Aの脆さを＿＿＿
＿＿＿＿＿「は？なにいってんだよ」
家入「死のうとしたんだよ、あの子」
五条「何いってんのか、わかんないんだけど？
そんなわけねーだろ」
家入「五条、事は深刻なんだよ。
昨日、あの子は任務に行った。
30名の被呪者への反転術式による呪いの記憶削除。
あの子の中で溜まってる呪いを毒で例えるなら、とっくに致死量だ」＿＿＿
東京、六本木＿＿＿
「僕こっちだから！」
廃ビルに忍び込んだ子供を、送り届けた
五条と1年生たち
伏黒「よかったんですか？
Aさん呼ばなくて」
まだ小さい子供だ。呪いに襲われたとなれば
トラウマにもなるだろう
五条「良いんだよ。全部が全部消えればいいってものでもない」
だからせめて、今は亡き親友のような
彼女の心の拠り所であれるように。
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SEI(プロフ) - Aさん» コメントありがとうございます、2期始まりましたね！どうしても本誌が完結していない以上、続きを出すのに時間がかかると思うのですがいつか書く時がきたらよろしくお願いします (8月7日 23時) (
レス) id: aa2a9e2f26 (このIDを非表示/違反報告)
A - 呪術廻戦第2期始まりましたね！続きも是非書いてもらえると嬉しいです！ (8月7日 21時) (レス) @page36 id: f296b2ed74 (このIDを非表示/違反報告)
SEI(プロフ) - せいちゃんさん» 執筆してる身としてとても嬉しいお言葉です！愛読ありがとうございます、懸命に書き進めていくのでよろしくお願いいたします (2022年2月26日 1時) (レス) id: fb017ffbce (このIDを非表示/違反報告)
せいちゃん(プロフ) - 本があったら買うレベルで好きです！高専の頃のお話も、こちらのお話もとても良きです…！！文章がスラスラ頭に入ってくるし、夢主ちゃんの性格も最高です！（夏油との関係性も凄い好きです！！）これからも更新楽しみにしてます！ (2022年2月26日 0時) (レス) id: e204b4e24a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SEI | 作成日時：2022年2月24日 0時
