呪術廻戦5【短編集】

報告…書？【五条悟】ミイミイー様リクエスト ページ24

野「あー…疲れた」


恵「疲れた」


「お疲れ様、お二人さん。私からささやかなご褒美をあげよう」


野「おおー！スタダのフラペチーノ！ありがとう！」


「恵には甘くないやつね」


恵「ありがとうございます」




補助監督のAさん。
みんなに優しくて、いい意味で一番普通の女の人。




「今日はゆっくり寝なさいよ」


野「寝たいとこだけど、報告書書かなきゃー」


「手伝ってあげようか？」


野「ほんと？！」


恵「Aさんはまたそうやって甘やかす」


「恵も手伝ってほしいの？」


恵「そんなこと一言も言ってません」


五「なになに？楽しそうなこと話してんじゃん。どしたの？」


「さ…五条先生、任務は？」


五「秒で終わらせて来たよー(今、悟って呼びかけたよね、この子…可愛い。みんなの前では五条先生と呼ぶって言ったの自分なのに)」


「さすがですね」


五「当たり前じゃん。で、Aが野薔薇の報告書手伝うって聞こえたけど気のせいかな？」


「気のせい…」


五「ならいいけど？手伝ってもすぐわかるからね」


「え、なんで？」


五「野薔薇と違って優しい言葉使ってるから」


「普通の言葉だけど？」


五「言い回しがね、Aっぽいんだよ」


「そう？わかんない」


五「僕には分かっちゃうんだよなー」


「あ、そう」





二人は高専の時から付き合ってる。
ずっと隠してたみたいだけど、俺にはバレバレ。
釘崎と虎杖は最近まで知らなかったみたいだけど。




五「そうだ、コレ書いといて」


「ん？なに？」


五「今すぐね」


「なによ…って、え？」


野「どした…の？」


恵「うわ」




Aさんに、はいコレ報告書ね、ぐらいのノリで渡されたのは婚姻届。




「悟、コレ、その、」


五「(普通に悟呼びになってる…笑)あー書かないとか無しだからね。今すぐ書いて出しに行くから」


「あ、えと、」


五「五条家に許可取んの、結構戸惑って。だいぶ待たせたよな、ごめん」


「…、」


五「僕のお嫁さんになってくれる？」


「…私でいいんだよね？」


五「Aがいい」


「ありがとう」


野「おお！生プロポーズ！」


恵「よかったっすね、Aさん」


「…やばい、泣く」


野「やーい、泣かせたー」


五「ちょ、A？可愛い泣き顔、恵に見せないで、」


恵「ばっちり写メ撮りました」


五「ちょ、消して消して！」


野「私に送ってー虎杖にも」


恵「うん」


五「コラコラ、拡散しないの」

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