飴玉と呪いの言葉 __vor.3【呪術廻戦/狗巻棘】

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僕はあっけらかんとしたように目をぱちくりさせた



「お前ら、静かにしろ。」


しょーこちゃんが釘を刺す

まあ別に僕は騒がしくても問題ないんですけれどもねー

でも記憶喪失(演技)となった今となっては、静かにしてほしいという設定である




『・・・貴方達、誰ですか？』




「「は？」」




その場の雰囲気が一気に冷たくなった




「お、おい、嘘だよな？」

「俺たちのこと覚えてないのか？」

「先輩・・・？」



それぞれが不安げな表情を浮かべ、聞いてくる




『覚えてるも覚えてないも、知らないものは知らないですよ。ね、しょーこちゃん。』

「まーな。」

「え、家入先生のことは知ってるんですか？」

『え、だって知ってるも何も、ここに転入してから随分とお世話になってるんだから、知ってるに決まってるじゃん。』

「・・・マジか・・・」

『っていうか、やっぱり貴方達誰ですか？しょーこちゃんも知ってるんだったら教えて下さいよ』


「やっぱり、知らないんだな」

「どうしたこっちゃ」


「禪院真希。苗字で呼ぶな」

「パンダ」

「伏黒恵です」

「いくら、明太子(狗巻棘)」


『いくらと明太子？彼はなんて言ったんですか？』

「狗巻棘、って言って自己紹介してました。」

『へー、ありがとう。』



ま、知ってるんですけどね。と心の中で付け足す

まあまあ順調ですよ、ね。



『皆さんは四年ですか？僕の学年には憂太と僕しかいなかったと思うんですけど。』

「お、お前！憂太のことは覚えてんのか！？」

『覚えてるも何も、誰もいないところに僕と憂太が転がり込んで来たんだよ？』

「はぁ！？んなわけねぇだr「真希、」・・・」


『三年は星先輩と秤先輩しかいないんだから、皆さん四年の先輩でしょ？』



うん、我ながらいい演技だと思う。

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