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「京都姉妹校交流会1日目、団体戦。“チキチキ呪霊討伐猛レース”!!指定された区画内に放たれた二球呪霊を先に祓ったチームの勝利となる!!区画内には三級以下の呪霊も複数放たれており、日没までに決着がつかなかった場合、討伐数の多いチームに軍配が上がる!!それ以外のルール一切なし!!勿論妨害行為もアリなわけだが、あくまで君たちは共に呪いに立ち向かう仲間だ。交流会は競い合いの中で仲間を知り、己を知るためのもの。相手を殺したり再起不能の怪我を負わせる事の内容に。以上、開始時刻の正午まで解散。」
「あのぉ〜これは、、、見方によってはとてもハードなイジメなのでは、、、?」
「ウルセェしばらくそうしてろ。」
『かわいそー』
「しゃけしゃけ」
「なんて?」
こちら東京校ミーティング。
やってきました京都姉妹校交流会。
開始早々こちら側はわちゃわちゃしております。
「狗巻先輩は呪言師だ。言霊の増幅、強制の術式だからな。安全を考慮して語彙絞ってんだよ。」
「“死ね”っつったら相手死ぬって事?」
「そんな便利なもんじゃないさ。実力差でケースバイケースだけどな、強い言葉を使えば反動がくるし最悪自分に返ってくる。語彙絞るのは棘自身を守るタメでも暗のさ」
『僕はそんな事ないけどね。』
「先輩の場合呪言が術式じゃないでしょ。」
「構築術式だったよな。」
『そうそう。で、飴玉作って口に含めば口に呪力が貯まる。それを言語化して具現化して、呪言使えるようにしたってこと。』
「先輩の術式って結構応用効きますよね。」
「便利だよな。」
便利なのは恵もでしょ〜と笑いながら、僕はミーティングを出る。
「先輩、どちらへ?」
『カメラとマイクの設置を頼まれてね。後で内容を簡潔に教えてね。僕は君らの指示に従うよ。』
「おー。こき使ってやっからな、覚悟してろよ。」
「特級を顎で使うの俺たちぐらいだよな。」
「しゃけ。」
『確かにねー』
目指す先は、京都校ミーティング。
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RUNA - コメント失礼します( . .)"一気読みさせて頂きました!めちゃくちゃ面白いです!もう更新はしないのでしょうか…? (11月26日 14時) (レス) id: b5ccb32c76 (このIDを非表示/違反報告)
るきー流季ー - 美傘さん» ありがとうございます!!原作入ってわっちゃわっちゃしてくると思いますが、どうかご贔屓に。 (2022年4月4日 6時) (レス) id: 17a7d13276 (このIDを非表示/違反報告)
美傘(プロフ) - コメント失礼します!続編おめでとうございます!これからも読まさせていただきます!頑張ってください! (2022年4月3日 18時) (レス) @page3 id: d900c150ef (このIDを非表示/違反報告)
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