謎の場所3☆ ページ43
秋音『・・・後世の俺は笑えるんだな』
凛月「これでもアイドルだからねぇ♪」
俺の発言でまたもや目を見開くが今度は前世の俺が微かに笑った。笑顔はあくまでヘタだけれど、精一杯に笑っているんだろう。
だから俺はこの後、後悔しないように前世の俺の背中を軽く押した。そろそろ行け、という風に。
凛月「走って・・・早くこの路地を抜けて。きっと、抜けたところに兄者がいるから」
秋音『・・・分かった』
凛月「きっと・・・きっと・・・兄者も後悔しない・・・」
そう俺は前世の俺に聞こえないように呟いた。前世の俺は後ちょっとで路地から出る。速く走れば速く仲直りできる。
爆発なんてどうでもいい。どうせ過去は変わらない。でも、ここの世界だけ、この一瞬にでも仲直りさせてくれ。
俺が大好きな兄者に。
前世の零『秋音ッ!!』
秋音『! 兄貴ッ』
前世の零『ごめん、俺が悪かった。俺が間違ってた。お前は俺にとってかけがえのない家族なんだよ。だから、だから、本当にごめんな』
秋音『兄貴・・・ッ』
あぁ、抱き合ってる。あれこそ兄弟だよねぇ♪
あれ?視界がぼやける。
俺は爆発音とともに目の前が真っ暗になった。
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星泉碧海(プロフ) - はじめまして!是非続編をお願いします!この作品何かと面白くて好きなんです! (2017年6月13日 18時) (レス) id: 191a833094 (このIDを非表示/違反報告)
紅鵺(プロフ) - 教えてくださりありがとうございます!!すぐ直しますね!! (2017年4月29日 16時) (レス) id: ff06fbd8fb (このIDを非表示/違反報告)
夢幻(プロフ) - 更新頑張ってください! (2017年4月29日 14時) (レス) id: 2f87727d18 (このIDを非表示/違反報告)
夢幻(プロフ) - あと、22ページ選びれしも→選ばれしもかと (2017年4月29日 14時) (レス) id: 2f87727d18 (このIDを非表示/違反報告)
夢幻(プロフ) - 真っ赤なブラザー→ブレザーでは?14ページです。 (2017年4月29日 14時) (レス) id: 2f87727d18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅鵺 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時:2017年1月23日 22時