section9 リンside ページ9
ウサギさんは私達を見ながら首をかしげています。
ぬしのおもちゃ…?一体どういうことなんでしょうか。
ナハ「オモチャじゃねェ。お前のご主人様に用があんだよォ」
ウサギ「オモチャじゃナイとヌしにあワセられなイ」
ナハ「はァァ!?なんでだよッ!!」
ウサギ「ヌシノめいレイだカら」
どうやら、ここでのルールとして、私達がSさんに会うためにはオモチャとして行かないとダメなようです。
リン「あの!私達、オモチャになるので、案内お願いできませんか?」
ナハ「おい待てェ!お前、オモチャっていう意味わかって言ってんのかァァ!?」
リン「えっ、あのそのー……着せ替えとか…?」
ナハ「んなわけねェだろォ!!」
そのとき、ウサギさんが立ち上がり、廊下の奥へと進んでいきました。
私達は慌ててその後を追いました。
ウサギ「ひさシぶリノオモチャ…ヌシよろコぶ」
リン「そのオモチャ、っていうのはどういう意味なんですか?」
ウサギ「ココニおトズれるモのノヨビナ。ヌしのしかケテル、トラップにちょうセンする」
リン「トラップ、ですか…」
ナハ「あいつのトラップはヤベェからなァァ」
ナハちゃんはそう言ってため息をつきました。
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作者名:紅鵺 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時:2017年5月1日 7時