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STORY 37 ページ38

三日目。今日は二郎くんと二人でお茶を飲みながら雑談をしている。

茨ごめんな?楽しすぎて仕事半分してないです←


二郎「侑李さんってラップでも有名なのに、戦い方についてはからっきしなんだよなぁ」

侑李「あー、まぁ、基本使うことが禁止だからな。と言っても、今回ので茨がその考えをぶち壊そうとしているんだが…」

二郎「なぁなぁ、侑李さんのラップアビリティはどんなのなんだ?俺すごい気になる。あっ、言いたくないなら無理強いはしねぇけど…」

侑李「いや、別に構わないぞ。知られても対策されていても、負けないって言うのが一番勝負事においては強いからな」

二郎「? そういう感じのアビリティってことか?」

侑李「う〜ん、言ってしまった方が早いか。俺のアビリティは“ベクトル”だ」


そう、俺のアビリティはベクトルを操ること。ただ、操るごとに身体的外傷が深く、大きくなっていくから、負担が少ない程度しかしない。精神的ダメージは皆無で、発動してるときは基本感覚がないため、やり過ぎて病院って言うことが昔あった。


二郎「ベクトル!?チートアビリティじゃん!!」

侑李「でも、自身の身体的ダメージが大きいから、負担の少ないところだけを利用してる。だから、チートであっても、ゲームでずっと最強って言うわけじゃない」


どちらかと言うと、凪砂や茨のアビリティが結構どんな者なのかが今の不安要素だ。

STORY 38→←STORY 36



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作者名:紅鵺 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/  
作成日時:2019年6月1日 22時

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