STORY 16 ページ17
時間は過ぎ、俺は一郎さんと一緒に車に乗っていた。一郎さんは家まで送るため、俺は寮に、といった感じでだ。
一郎さんの家に着き、今回のお礼を言い、俺は寮に帰ってきた。
ジュン「侑李先輩、今日泊めてください」
侑李「構わないが、どうした?」
ジュン「今おひいさんと居たくないんですよ」
侑李「まぁ、好きなだけいろ」
ソファに座り、スマホをいじりながらガチャを引いているとテーブルの上に何か置かれた。
そこを見ると軽い食事が置かれている。
侑李「おお、美味しそうだな」
ジュン「よかったらどうぞ」
侑李「あぁ、頂こう」
何故来たのかは何となく察しはつくが、今は触れないでおこう。
と、いうよりもこの料理美味しいな。いつでも食べられるぞ。
侑李「美味しいな。味付けの秘訣とかあるのか?」
ジュン「いや、普通の調味料を…」
侑李「凄いな。今度教えてくれ」
ジュン「俺のでよければ」
侑李「日にちはまた」
ジュン「代わりたい…こっちに来たい…」
そう項垂れるジュンの前に俺は買ってきた袋の中から胃腸薬を取り出し、目の前に置いたのだった。
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作者名:紅鵺 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時:2019年6月1日 22時